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ニューアルバム出ます「SONONI + Laetitia Benat」

前作「White in Dark」から4年ぶりに、アルバムが出ます。

 

2013年より漸次的に活動してきたトリオ;SONONIによる音楽と、パリ在住のアーティスト;レティシア・ベナによるデッサンと写真のコラボレーション作品です。

  8/9より大手CDショップとアマゾンにてご購入いただけます。 

    もし、ライブ会場、および西島の主宰するレーベルよりお買い上げ頂いた場合は、特典として、ポストカード3枚を差し上げます、送料も無料です!

レーベル直営のショップはこちらです→NITECO STUDIO & MUSIC ARTS

 

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このCDブックレットを制作するにあたって、SONONIの音世界に現れる、限りなく無に近い微音、音を出さんとする気配、音の聴こえ方が一転したように感じる瞬間、そんなイメージをビジュアルで表現するなら、と考えていた時にレティの作品に出会いました。そのタッチに強く惹かれ、まずはレティ本人と会いたくて、演奏旅行でスウェーデンに滞在中の1日をパリ訪問に充てられると分かり、すぐにコンタクトをとりました。

 

当初コンセプトとして考えていたのはユング心理学の概念で「布置」というもので、一つ一つの事柄や状況が、それだけでは何の関係も意味もなしていないようであっても、あるとき、それらが一つのまとまりとして、全体的な意味を示してくる、それに気づくことができるようになる。」という意味合いです。

 

 創作のきっかけとなるツールとして、「ひび割れの枝わかれ」「落下する」などの何の脈絡もなく、単にふと思いついた言葉を並べただけのカード(イメージワード)を作って持って行きました。パリのカフェテラスで初めて会ったレティは、私とメンバーが先に出したイメージワード数十枚をテーブルに広げてみたあと、その場で思いつくままに15のワードを書き出しました。意味よりもフランス語としての響きが面白い言葉(encre marine)やイタリアの道化者(scaramouche)などについて説明もしてくれて、彼女の感性や感覚的なものを垣間みれたひとときでした。

 

それら合計100枚のイメージワードは、当初思い描いていた通りには機能せず、創作に直接的に結びつくというよりは、いま見えているもの、’洒落っけテンションのようなものを交換しあうコミュニケーション・ツールという違う形で機能したと思います。

 

 創作を終えて思うことは、私たちの音や絵や写真に加え、たくさんの消えていった(かのように見える)アイディア、文、音、絵、版画、この制作チームとの出会いや制作過程のすったもんだ、ひいては数年前からの欧州との関わり、といった事柄は、「ばらばらにも見えるものだけど、どこかで繋がって、いま目の前にひとつの作品がここにある」。「布置」は私にとって忘れられない言葉になりました。 

 

この作品を手にしてくださった皆さんが、これを自由に受け止め、末長く楽しんでくださることを心から祈っています。

 

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追って、視聴や制作チームのことなどご紹介してゆくつもりです。

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My new album going to be released 9th Aug!

CD and Booklet (A5 size 64pages)

Drawing & Photo by Laetitia Benat

Music by SONONI

SONONI are;

西島芳/Kaori Nishijima (piano, voice) 

市野元彦/Motohiko Ichino (guitar)

外山明/Akira Sotoyama (drums)

1.ちいさいのうた (Syllabic Song)

2.Grand Night Out

3.Missing airport

4.瑞雨 (zuiu)

5.Dawn

6.Evening -Sytrsö-

7.With a Heavy Rain

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Ensemble Shippolly レコーディングしました

Hall1_900_2 アンサンブル・シッポリィで二日間のレコーディングを行いました。

2015年から活動している「息のかさなり」をテーマとする三つの管楽器と声、ピアノによるユニットです。

その息をいっぺんに”生け録り”にしてもらうべく、特製のマイクシステムを使った、一見シンプルながら驚くべき高音質な録音で定評のある五島昭彦氏にお願いしました。調律はもちろん、鈴木優子氏に。

All2_900

場所は、五島さんイチ押しの加東市コスミックホール、2日間で、のべ12時間かけて7曲録音すると、終わったときには脳がフリーズしたみたいになっていましたが、それでもまだ音を出していたい、そんな甘美な響きをもつ場所とピアノでした。

3horns_900

このユニットの主役は管楽器で、とにかくメンバーの頑張りで録音が成就したと言えます。

常に面白い音を探しているピュアな音楽家であり、その爆発力が注目される有本羅人氏、

気品のある音色で毎回素晴らしいソロを歌ってくれる中山雄貴氏、そして、多くのミュージシャンが頼りにする包容力ある演奏はもちろん、私の至らないディレクションを常に支えてくれる武井努氏。

Rabito1_900 Yuki2_900 Takei1_900 Kaori1_900 限られた時間の中での同時録音は緊張の連続で、精神力と体力が勝負。

メンバー、それはだいのおとなです。メンバーが無心に、ただひたすらに良い音楽を作ろうとしている渦のなかにいることを、その渦中にありながらふっと意識する瞬間が何回かありました。ごちゃごちゃはほっといて、目の前の音だけに全神経を注ぐ。 まじりっけいっさいなしの幸せの瞬間でした。

All3_900

Kaori2_900この先、アルバム完成までの道のりには、私があまり得意でないことがたくさんありますが、必ず、いい作品に仕上げていきたいと思います。

みなさまリリース情報を楽しみにお待ちください!

最後になりましたが、写真提供は、五島さんの録音風景を撮りに来られていたカメラマンの向井庸祐さん、シッポリィの記録も残してくださりありがとうございました。

向井映像製作所
http://mukai-image-factory.com/

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