鳥になってみる 後記
鳥になってみる
どの方向にも開かれた 心身
どこへ向かうことも
とまることも
まつこともおそれずに
舞い上がったところから 目に映ったもの
写しとる ように
ピアノとギター、ダンスによるライブ、即興ワークショップを2日間かけて行いました。
両日とも、故郷である福岡で、旧友でもあるダンサーの宮原一枝氏、イェテボリ、そして関西で共演を重ねているギタリストの市尾優作氏という、ふたりは初顔合わせながら、私にとっては信頼関係の確立した組み合わせで、楽しくないはずがないのでした。
2日目の即興についてのワークショップは初めての試みでした。
スウェーデン、国立イェテボリ大学音楽部即興演奏学科にて即興演奏を学んだ、ギターの市尾氏がイニシアティブをとってくれて、'ポジショニング'ほか、いくつかのアイディアを用いながら進めました。
主催者にとっても実験的な要素が多かったのですが、すでに広く活動されているダンサーや楽器奏者ら、いわば上級者が参加してくださったことにより、中身の濃い内容となったと思います。
新しく出会った方々とは、終了後、即興そのものだけでなく、活動を広げるうえでの課題などにも話が及び、とても有意義な交流となりました。
実家でお父さん特製のもつ鍋や、毎年食べて育ったお母さんのお雑煮を食べたり、従姉らの親戚にも会えたりしたのも嬉しかった。
ぜひ、福岡でのライブや企画を、また福岡に限らず共に学び合えるような機会を持ち続けていきたいと思います。
「鳥になってみる」 新春一番にふさわしかったです。
ありがとうございました。