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イエーテボリ日記 305 BBBリハ1)

水曜日 3℃

Bohuslän Big Band (以下BBB)でのリハーサル初日。

私のを含めて計6曲、曲を提供したゲストミュージシャン自身によって、あるいはBBBのメンバーによってビッグバンド用にアレンジされたものが演奏された。
もちろん、みなさん全て初見。

0130_bbb1 今日は15人編成、ベテラン・ミュージシャンがずらっと。
1曲だけですが、自分の番のときは、さすがに緊張しました。

皆さんの曲、それぞれに素晴らしく、曲が終わるとメンバーが温かく拍手を送ってくださいました。

これまでにセッションしてきたドラムのAnna Lundも参加していて、特にダブル・ドラムでのフリーソロ、すごく良かった。

私は、BBBのアレンジャー;Christer Olofsson氏に編曲をお願いしたので、曲がどんなふうに生まれ変わっているのか、本当に楽しみだった。

これしかない!と張り切って送った新曲ではなく、「Good bye the days we used to be」という数年前に書いた曲が、あっさりと採用されました。

すごくカッコいいアレンジになっていて感激しつつも、ビッグバンドでピアノを弾いた経験はないに等しいので、自分の演奏は要領を得なかった。小編成での演奏とはだいぶ勝手が違うものです。

0130_bbb2 BBB所属のピアニストの演奏はさすがで、大人数のなかでもちゃんと要所で響くサウンドを聴かせていました。ベースは我らがMr.MORI!
立っている方が、こんなチャンスを提案してくださった今回のプロデューサーです。

それにしても、ホーン・セクションが静かに息を重ねあうとき、立ちこめる独特の感触。胸にぐーーーっとくる。
師匠のユミコさん、空から聴いてくれているに違いない。

夕方。

明日、屋外スケート遠足(この地ならでは!)のT君が、お弁当はサンドイッチとオムレツがいいと言う。
「ポテト入りオムレツにしようか?」と訊くと、「うーん、迷惑じゃないならね」やて。
そない気遣わんでも。もしかしてお母さん、たまに迷惑顔してる?

ちなみにコンサートの本番は以下の通りです。

BOHUSLÄN BIG BAND 'JAZZ TALENTS'

5 (TUE) Feb VARA KONSERTHUS Lilla scen start 19:30

6 (WED) Feb GÖTEBORG Nefertiti Jazz Club 20.00 (open 19:00)
http://www.nefertiti.se/ 
Ticket Service telephone 031-13 06 80

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イエーテボリ日記 304 階段にて

火曜日 気温上昇中 4℃

今日は予定がキャンセルとなったことをよいことに、午前中ぐっすりと眠ってしまった。

これまで、何度行き来したか知れないこの6階までのアパートの階段もそろそろ撮っておこう。
来客が口々に「ここに住んでりゃ、ジムに行く必要がないわね」。

0129_apart2
0129_apart1_2 このシンプルな新聞受けが好きだ。
でもここに新聞がかかっているところは見たことない。たいてい床に広がってる。

夕方、T君とPCで映画を見る。チェコで買ってきた「クルテク君」。

人にどれくらい好かれたかよりも、自分がどれくらい人を好きになれたか、のほうが自分の幸せだと思う。

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イエーテボリ日記 303 トリオ蕎麦

0128_aquavit 月曜日 2℃ 雪融けてどろどろ、ずるずる

小走りしたいくらい、急いでいるのだけども、ここでだけは滑りたくないという道路状況。

朝11時。レコーディングメンバーで集まり、ラフ・ミックス(先日録音したものをざっとまとめた音源)したものをみんなで聴く。

来週、スタジオでミックス作業に入る前に、メンバーの意見をまとめておくためのミーティング。
おおざっぱなところ、私の考えはほぼ決まっているのだけど、メンバー、しかも先輩方の意見をきくことには大きな意味がある。

あらゆる編集が可能な時代ですが、いいとこを切り取って集めたからといって、よりよいものになるわけじゃない、と思っている。

レコーディングほどではないけど、耳に集中力の要る作業。
正確に会話することも大切。私が混じっているために、みんなで英語を使うことになる。スウェーデン語できなくてごめんなさい、とあらためて思う。
そして、この作業は、私にとって、何度自分1人で聴くよりはるか、初めて地に足をつけてくれる重要ものに思えた。

ひととおり聴き終わって、会場を提供してくださった森さんが、昼ご飯にお蕎麦を作ってくださいました。
アンダーシュと三人で蕎麦をすすりながら、妙に満たされた気持ちになる。

一緒に宇宙旅行を試みたというのに、私たちはお蕎麦さえ初めて一緒に食べる仲なのだな、と思う。
0128_morning 今日は写真を録り忘れたので、こちらで毎日口にする食べものたちを記録。
朝ご飯の友;丸パン、ハム、チーズ、バターまたはソフトバター、バナナ、林檎、オレンジ、ヨーグルト。

夜の友;アクアビット。ちょっとビターでクセのあるこの銘柄がお気に入り。すぐなくなるのが難。

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イエーテボリ日記 302 忘れん坊なので

日曜日 1℃ 風強く雨に近い雪

美しく咲ききって、ドライフラワーみたいになったヒヤシンスの根元から、新たな茎が伸びてきてた。先に咲いたほうを切り離してやると、まるで生まれ変わったみたい。

服もちょっと着替えさす。Come On!
0126_hiya_second
旦那さんは、ご飯を作るとき以外は、研究に余念がない。
T君とふたりで街へでかける。
厚着をしているので、ショッピング・モールで探し物などしているうちに、暑くて仕方がなくなる。人も多くてすぐに疲れちゃった。

梅田の紀伊国屋あたりをうろうろしたときの感じ。

「どっか座りたい。teaしてかえろうよお」とTが言うので、カフェに寄る。
T;ヨーグルト、オレンジジュース K;ハイネケン

8歳になったT君に、2、3歳くらいのときの面白話をして、えらく盛り上がった。
「ほかには?」「もっとしてよ、可笑しくなくてもいいから」と、しつこく聞きたがる。

忘れないように、たくさん絵日記もつけたはずなのに、意外にあっさりネタが尽きた。

最近は、風景やものの質感などをいちいち、'今'でなく思い出したときの眼で見てしまう。
おセンチなことだ。今、この瞬間以外を生きることなんてできないのに。
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イエーテボリ日記 301 バースデイ・パーティで馬に乗る

土曜日 晴れ時々雪 −4℃

家の中が、ふたたび快適に暖かくなる。

T君とふたりで、クラスメートの女の子のバースデイ・パーティに行く。

イエーテボリ郊外での乗馬ということで、わくわくするのだけれども、少々不便な場所。地図で調べると、先日録音したNilento Studioの近くだ。
車を持っていないので、途中までバスで行き、タクシーを拾ったが、なんと間違った場所で降りちゃった。

それらしき施設に見えた門のまえで、凍えながら途方にくれていると、そこへ仲良しA君のママが車から呼んでいるのが目に入り、難を逃れました。

実際にはその2キロ先だったらしく、本当に助かった!

彼女のことは、これからは名前でなく、'エンジェル'と呼ぼう。

0126_horse1 0126_horse2 0126_horse3 ほぼ、初めて馬に乗ったT君、端からみるとじっと座っているだけのようでしたが、
「(揺れのため)アタマががんがんした」
そして、「最強に楽しかった」らしい。

0126_horse4
子ども達を喜ばせて、小屋へ帰る馬たち。彼らもまた、まだ大人ではない。
お疲れさま、ありがとう。

0126_bpt1 いろんな国籍の子ども達の中で、T君が楽しそうにしているのは、とても嬉しい。
私も、普段ゆっくり話せない、ママやパパたちとも交流できて、とても楽しかった。

帰りはA君ママ、もといエンジェルが、家まで車で送ってくれた。

こんな場所を、こんな人と、車で走っている。
その時間が、一番鮮明に思い出に残りそうな気がする。

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イエーテボリ日記 300 あったかくしてもらった

0125_bus19 金曜日 晴れ −4℃程度なのに極寒

当面、演奏の予定もないのに、今朝は教会でだいぶ弾いた。
レコーディング終わったのに、その曲をまた弾いている。
来月、ライブがあるのだから無駄なことではない。

ていうか無駄なわけがない!
発見は始まったばかりなのだ。

1025_snow
表示される温度に比べて、すごく寒く感じる。
バス停のブースに張り付いた雪の結晶も、前は綺麗と思ったけど、今日はもうわかったからさあ。と言いたくなる。

すでにお昼になっていて、泳ぎにいく。
私の体温は36℃ちょっとなのであって、27℃の水に入るときは、しびれるようなのだけど、100mも泳げば温まるし、サウナに入って、帰る頃にはぽっかぽか。

今日はT君を友人ママに預かってもらい、夕方まで自分の時間となる。
0125_mixer T君をピックアップしてアパートに帰ると、同じフロアのお隣さんが、うちのヒータのメインテナンスをしてくださっていた。
アパートのオーナーから私たちの苦情を聞いて、助けにきてくれたのであった。

合計9個あるすべてのヒータから、空気を抜き、水(汚い)が出てくるまでバケツを持って待つ。それを確認のため9×2回やってくれた。

果たして、この地域暖房によるヒータは、ある機具を使って、中にたまった空気を抜くことで、なかのお湯の循環がよくなることを知りました。
0125_heaters
ああ、もう家でダウンジャケット着なくて済みそう。
昨夜は寒くて寒くて、旦那さんの提案で、足湯をしながらペットボトルにお湯を入れたものを首に当てていました。

しかし、なによりも私たちを温めてくれるものは、
こうしてお隣りさんや、階下のニオ・ファミリーや、友人ママが、絶えず助けを申し出てくれることなのです。

経験のない土地に住むことの大変さと、知り合って間もない土地の人の温かさを痛感。

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イエーテボリ日記 299 似て非なるメロディ

0124_wav 木曜日 朝−16℃

朝8時、T君と登校。だいぶ明るくなっているぞ。

レコーディングから1週間たち、少しは冷静になったのと、さすがに次の作業にかからざるを得ない。Lina曲、まだまだある。ビッグバンド・アレンジのスコアが送られて来たが、伝えきれてない部分があり、訂正をお願いするべく作業。

終日、音を聴く、メールを書く、ピアノを弾く、の繰り返し。

最近は、スクールのあと、ナンパでもするように声をかけて、誰かに遊びに来てもらっている。
そうすると、最初に3時のおやつを出しとくだけで、彼らはごきげんなので。

今週は、イラク、日本に続き、今日はドイツ出身のS選手登場!

ピアノを弾いていると、S君がそっと入ってきて、

(うちがソファもなしテレビもなし、あまりにガラガラなので)
「Where is all your things?」

「Do you this every day? Why do you play music everyday?」

など訊いてきた。

遠くで、二人はまるで酔っぱらいのように、いろんな曲をうーららうーららと歌っていた。
そのうちのひとつは「幸せなら手を叩こう」にすごく似てたけど、どうやら違う曲だった。

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イエーテボリ日記 298 外気−16℃ 水温27℃

0123_chal1_4 0123_chal2_3 0123_chal3_2 水曜日 朝  外気−16℃ プール27℃

練習など。

私が寒がっていると知って、同じインターナショナル・スクールのママが使ってないオイル・ヒーターを貸してくださいました。

ヒータの暖かさはもちろん、ママ同士の友愛にはいつも助けられてばかり。

夜、T君が卵をひよこにすると言って、温め始める。
だれしも経験することなので、やらせておく。

私だって、地球が丸いと知った日には、庭をスコップで掘ったものです。
反対側の国にたどりつくため。

今日も寒かったが、朝、明るくなるのがすこし早くなってきた。
影もくっきりしてくる。
私、足、めっちゃ長。

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Live in Sweden 2013

<February>

0205_bbb1_mono 5 (TUE) Feb VARA KONSERTHUS Lilla scen start 19:30

6 (WED) Feb GÖTEBORG Nefertiti Jazz Club 20.00 (open 19:00)
http://www.nefertiti.se/
Ticket Service telephone 031-13 06 80

BOHUSLÄN BIG BAND 'JAZZ TALENTS'
Möter morgondagens jazzmusiker

ボーヒュスレーン・ビッグバンドによる、新進気鋭ミュージシャン(?)をたくさん集めたプロジェクト。西島もオリジナル1曲を、ビッグバンドアレンジで演奏します。

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11 (MON) , 12 (TUE) Feb 
Glenn Miller Café  Stockholm  20:00
http://www.glennmillercafe.com/

Lina Nyberg Band Featuring Kaori Nishijima

Lina Nyberg voice
David Stackenäs guitar
Josef Kallerdahl contrabass
Peter Danemo, drums
Kaori Nishijima piano

歌も曲も個性豊かなLinaのバンドで弾きます。
ストックホルム、グレンミラーカフェにて2Days。

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20 (WED) Feb
Brötz start 20:30
http://www.brotznow.se/#home

Kaori Nishijima Trio

Kaori Nishijima (pf,voice)
Yasuhito Mori (contrabass)
Anders Kjellberg  (drums)

We've just finished recording of my new album at Nilento Studio!

1月中旬にレコーディングしたばかりのメンバーで演奏します。
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24 (SUN) Feb
Johannebergs Missionskyrka  11:00
http://www.johannebergsmissionskyrka.se/

Small concert in service

Kaori with  Magnus Bergström (contrabass)

いつも練習をさせて頂いている教会で、お礼を兼ねて演奏します。
日曜の礼拝でのミニミニ・コンサート。どなたでも歓迎されます。

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<March>

8 (FRI) March
GÖTEBORG Nefertiti Jazz Club 20.00 (open 19:00)
http://www.nefertiti.se/
Ticket Service telephone 031-13 06 80

Lina Nyberg Band Featuring Kaori Nishijima

Lina Nyberg voice
David Stackenäs guitar
Josef Kallerdahl contrabass
Peter Danemo, drums
Kaori Nishijima piano

お料理も音も、ゆっくりと堪能出来る、イエーテボリ老舗のジャズクラブNefertitiにて。
個性豊かなLinaの歌と楽曲、バンドサウンド、超おすすめです!!

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イエーテボリ日記 297 家中が冷えてかなわない

火曜日 夜−11℃

0121_wav スウェーデンの冬は、もちろん寒い。
外はもちろん寒いのだけど、これまで家の中は暖かかった。

ここ数日、家の中が寒い。
とても古いアパートの最上階(6階)であるせいか、お湯の出が悪かったりすることも多く、地域暖房システムも不十分なのかもしれない。窓も2重とはいえ、木製だし。

うちだけかと思ったら、今朝の英語サークルでオランダ人、スペイン人のメンバーとその話になる。同様に寒く、別にヒーターを買ってるけど、今度はそこから離れられないとのことだった。コタツ状態?

帰宅してすぐはいいが、しばらくすると寒くなる。日本とスカイプしている間は忘れてたけど、切ったらもう震えるくらい体が冷えてて、何枚着ても寒い。

食事をすると(作るときの熱も含めて)すこし体温が上がる気がするのだけど、昼ご飯のあとも、夕ご飯のあとも、布団にもぐりたくなって、ついつい、うたた寝。

0121_2monsters 夕方、ピアノを弾いてるところを、2匹一体となったモンスターに襲われた。
2匹いっぺんに抱きしめてやると、ばらけて逃げてった。

モンスターA)のママが迎えにきて、日本のことイラクのこと、子供のこと、うちのこのキャンプ的生活のことなど、なんやかやとゲラゲラ笑ううちにまた、少し体温が上がる。

バスタブはないので、シャワーだけ滝にでも打たれるように、当分のあいだ浴びる。
すこしあったまって、布団をかぶってこれを書く。

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イエーテボリ日記 296 そうだ、お茶漬けだ

月曜日 ちら雪 −4℃

朝、教会へ。
薄暗いなか、いつものYAMAHAアップライトが目に入った瞬間、レコーディング終わったよ、とピアノをハグしたくなっちゃった。

神様の前で手を合わせると、
「兎にも角にも、無事にレコーディングの日がやってきて、音は録れた。どんな出来であれ、これが私の今の到達点なのだ」、と納得できそうに、、なり、かける。

しばらく徒然なるまま弾く。
さあ、気分新たに、Lina Nyberg Bandの練習だ!

2月のストックホルム2daysと、3月のイエーテボリNefertiti、とても楽しみ。
0121_johanes 教会を出たときの空気は、天気に関わらず清らか。

その足で、久々に泳ぎにも行った。
その足、その泥だらけの足を綺麗にするこの装置、うちにも欲しい。
うちというより、アパートの玄関に寄付するのがいいだろう。
0121_shoecleaner
靴を乗せて、ガシガシ。
水深10mのプール、ガラガラ、ラッキー。

泳いでも泳いでも、レコーディングのことや、自分の音楽のことが頭から離れない。

50分、往復を繰り返したところで、はたと、冷蔵庫の中に鮎屋の'鮭の昆布巻き'が残ってたことを思い出した。
「あれにワサビを添えて、お茶漬けを食べるのだ!」と思いつき、ざぶんと上がって帰った。

夕方。クラスメートの家に、スクールから連れ帰ってもらったT君を迎えに行く。
友達とたくさん遊んで、大満足になれるのは、本当に良いこと。
0121_kapell

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イエーテボリ日記 295 A Grand Day Out

0120_draken 日曜日 晴れ −3℃

昼頃まで寝る。

現在開催中のイエーテボリ国際映画祭 (GÖTEBORG INTERNATIONAL FILM FESTIVAL 2013) のプログラムのひとつ、'Wallace & Gromit' を、旦那さんが予約しておいてくれたので、3人で観に行く。

日本でもDVDを借りて観ていた好きなクレイ・アニメで、今日は二本立てで楽しんだ。
雰囲気のある劇場での上映。

0120_movie1 ウォレスと犬のグルミットによる月旅行を描いた'A Grand Day Out'のほうは、1989の作品だと分かる。
とても夢のある話。クレイの質感などが、新しい作品より荒削りな感じもよかった。

音楽の録音も、あとからいくらでもedit(編集)できる時代だけど、綺麗に整えればいいというものではない。

自分が何かを表現するとき、どれくらいまで不細工で、どれくらいまで未熟でも、伝わるもんだろうか。
自分は、どんな表現ができたら、満足なんだろうか。

帰り道、旦那さんは買い物へ、私とTは、ぼちぼち帰る。
空は、薄氷を隔てた向こうにあるみたい。
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家に着いても、寒くて寒くて、T君と布団にもぐって一緒にマンガを描く。
知らない街に旅に出るという題を、Tが設定する。
旅に持っていくものを描いたコマが、えらい具体的で多くなった。

Tが描く絵を、とても良いと思う。
よい外出をした。

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イエーテボリ日記 294 空は澄み

土曜日 −10℃ とても寒く、空澄み切っている
0119_1
朝10時、教会を借りて行われる、T君の日本語補習校へ。

今日は'新年会'ということで、みんなで出来たてのお餅を丸めて、お雑煮を食べたり、福引きがあったり、子ども達はお正月ゲームをしたり。

私は、3月の卒業式で、子ども達が歌う曲を伴奏をする係になって、その初めての練習もあった。
いつだって、まだ細い器官から出て来る声の集合には、なぜか胸がつまるような気持ちになる。
日本に本帰国されることになったソプラノ歌手の川田敬子さんが、子ども達と参加者のため、小さなコンサートを。私は伴奏を。
0119_ayako2
どちらも、準備の時間はほとんどなかったにも関わらず、敬子さんのほか、たくさんの人に喜んでいただけた。

昨日の今日で、心はぐらぐらのまま。
この自分の度量が、なによりも厭だ。

でもだからこそ、神様がこの行事で弾くように導いてくれたのかもしれない、なんて思ってみる。
私のピアノだって、すこしは人の役に立ったじゃない。と思えたので。

少し先に日本に帰る敬子さん、空へ響く歌声をありがとう。どうぞお元気で!
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イエーテボリ日記 293 Recording at Nilento2)

Recording at Nilento, Göteborg 2)

Tack så mycket,
Nilento Studio and Band medlemmar.

Nilentoでのレコーディング二日目。

今思えば気楽だった昨日とうってかわって、
自分のあらゆる実力のほどを、これでもか、これでもかと思い知らされた。

苦戦。精神的にも、体力的にもこたえた。

しかし、とにかく '録り' は終わった。

今は、この長丁場を最後まで共にしてくれた、メンバーとエンジニアに、
心からお疲れさまという言葉しかない。

0117_nilento2 しょっちゅう時計を気にしていたのに、実際には時を忘れて、スタジオを出れば夜。

また忘れられない場所がひとつ増えた。
Nilento Studio.

 

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イエーテボリ日記 292 Recording at Nilento1)

Recording at Nilento, Göteborg 1)

'Görgött'!!

Kaori Nishijima (piano voice)
Yasuhito Mori (contrabass)
Anders Kjellberg  (drums)

0117_nilento_kaori_2 木曜日 小雪舞い続く −5℃

朝10時、メンバーとスタジオ前でちょうど一緒になる。

一面真っ白な雪の中、スタジオ隣りの高原を、服のようなものを着た一頭の馬がぶらぶらしている。
Anders、「Come in! 」 と、馬にジェスチャーで。いつだって笑わせてくれる。

現実感が希薄になる。
夢だきっとこれは。

いやいや、私のレコーディングだから、弾いたり歌ったり、判断したりしないと。

私たちは、別の部屋に離れたり、声とピアノも分けたりすることで、より近づいてゆく。

どこまでもチャーミングなAnders、
どっしりと構えるMori、
ひょうきんなエンジニアLars、
思いやりあふれる、もうひとりのエンジニアMichael、
そして経験したことのないスタジオ環境に助けられ、

1日目の今日、10曲中の7曲、一応OKテイクを得るという、非常に手堅い進捗状況。
明日は、もっと気を楽にして、その瞬間を現実感をもって楽しみたいと思う。

持ち帰ったテイクをすべて聴いた。23:25。
あの、馬のことが、妙に気になる。
いまごろ、どうしてるんだろうか。

明日、またあそこに行けることも、いまは夢のよう。

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イエーテボリ日記 291 レコーディング前夜

水曜日  晴れ −4℃

レコーディング前日。
今朝は教会での朝練には行かない。
外も、
0116_window3 中も、

0116_window
白い朝をゆっくりと。

11時。イエーテボリ大学の練習室へ。
なんと今日、在学生Aさんがとってくれた部屋のピアノは、スタインウェイ!
E du go eller? Tack!! (= マジで? ありがとう)

ここも調律したあととみえ、音は整いタッチは軽やか。
驚くべき弾き易さ。ストレス・フリー。
でもじゃあ、明日のスタインウェイはどんなだろう、、。
0116_2 昨日は急に楽しみに思えたのに、なんかまたキツくなってきた。

休憩していると、院生のピアニストJさんがやってきた。

「自信が持てなくてね。自分の曲が、あまりにありきたりに思えるし。」
と、不安の一部を明かすと、私のライブを聴いてくれた彼曰く、
「ええやん。逆に言えば、ここではみんな似たスタイルばっかり。キミみたいなピアノを弾く人、このあたりにはおらんで」と。

スウェーデン人だろうが日本人だろうが、
こんなときにゃ、人って人を励ますもんなんだなあ、そんな優しさってのは一緒なんだなあ、
と妙なところが、腑に落ちた。ありがとう。

0116_wav 視野が狭まりっぱなしの自分のこころに映る、子ども達の突き抜けた伸びやかさよ。

やれることはやったし、
手はケガしてない、
風邪もひいてない、
家族も病気してない。

スウェーデンでぜひとも実現させたかった日が、もう夜の向こうで待ってると思うと、ウォッカが何本あっても足りないくらいで。

このレコーディングが失敗に終わるなんてことは、もうあり得ない。
だって、たとえ失敗したって、それは「始まり」なのだ!

自分以上のことをやってやろう、なんて思いさえしなければ、きっと上手くいく。

今回のレコーディングを支えてくれる、すべての方に感謝します。

あとは明日の'磁場'に、すべてをゆだねるのみです。

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イエーテボリ日記 290 August in Winter

0115_1 火曜日 雪 −3℃

朝8時。久しぶりにT君と登校。
薄暗い雪の中の通学は、典型的イエーテボリでの1月の風景と思われる。

冬休み明け、初めての英語サークル。
英詞のことでお手伝いをしてくださったイギリス出身のMさん。間もなくインドに旅行だと言って、浮き足で去って行きました。どうぞよい旅を!

11時。ドラマーAさんのおかげで、大学のグランドピアノで練習。

おや、冬休みに調律されたらしい。

指を慣らすくらいのつもりが、いくつかの発見やアイディアが浮かび、この2時間の意味は大きかった。明日は3時間、ブックしてくれていて、有り難いことこの上ない。
1015_artisten2 0115_artisten_2 生徒でもないのに、たびたびお邪魔してきた、イエーテボリ大学音楽科。
このモニュメントも、きっと忘れられないものになるだろう。

時間調整を兼ねて、Hasselblad写真美術館へ。
つくづく、美術館の年間基本パスが500円足らずというのは、素敵だ!

19世紀終わりから20世紀初頭を生きた、スウェーデンの写真家であり画家の;August Strindvergというアーティストの展示だった。
0115_strindberg
とても好きになった絵があった。

外が雪景色だったせいか、最初は雪に見えて、
でも'August'?
でもそれは彼の名前で、
でもやっぱり、その絵のタイトルは 'Beach, Summer Night' だった。

広くはないスペースなので、何度も行ったり来たりして見ていると、
どうしてさっきは、これが雪に見えたんだろう?

それはどこから見ても、海だった。
この地にしかない、夏の夜の海、に見えた。

ミュジアム・ショップで、Gerhard Richterの画集をぱらぱらと。

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イエーテボリ日記 289 De kvitta La!

0114_svellis3_3

月曜日 −3℃

さあ、ラストスパートと張り切って教会に着いたものの、全然、振るわなかった。
2時間ほど弾いたら、とっとと荷物をまとめ、スーパーや酒屋で必需品を買いまわり、帰宅。気分がすぐれない。

もはや、練習でどうこう出来ることは無くなったもんだから、
レコーディングのこと、不安になってるんだな、と思い当たる。

我ながらコモノ(大物の逆)だなあと思う。

何をするのも嫌で、14時頃まで寝てしまった。

スクールへのお迎えの道(徒歩15分)、このごろは凍結による転倒を避けるため、体重増加を犠牲にトラムに乗ることが多かったけれど、今日は歩いてみた。冷えているが気持ちよい。

 

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「Svallis」?

路面つるつるの状況から、「スヴェリ(マ)ス」と理解しておく。

帰って検索したけれど、的確な訳語が見つからず、単なる凍結より、この地に特有のもっと危険な状態への警告なのではと想像してみる。

「横殴りにつららが飛んでくるので注意」?

冗談でなく、「子どもには必ず帽子をかぶせたほうがいい」と、何度も忠告してくれるママがいるくらいです。
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19時、気が変わってVICTORS KAFFEに向かう。

もうすぐ日本に帰ってしまう、ソプラノ歌手Aさんを誘う。
坂田尚子ちゃんにも偶然会えた。

月に一回、free improvisationのライブをやっていて、毎回とても良い。

今夜はノルウェーからのゲストで、特に後半のトランペットとサックスのデュオは、とても好きだった。完全即興でありながら、まるで二つの管がつながっているような、ひとつの呼吸を感じる。

私が今週録音する音楽とは、だいぶスタイルが違うけれど、心を解き放ち、メンバーとひとつになって宇宙を旅できたらと、あらためて思う。

細かいところで滑るとか、転ぶとか、 「De kvitta La (そんなの関係ない)」 !!
新たに覚えたイエーテボリ訛り語録より

 

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イエーテボリ日記 288 ネコヤナギひとつ御免

0113_neko 日曜日 外の様子知らないまま終わる

昼前に起きて髪を洗う。
家中を掃除。
それは、レコーディングとはなんの関係もない行為のようであり、でも私にはある種の準備なのです。

音楽自体については、考えるような考えないような。

昨夜、階下のニオんちがアルゼンチン旅行から帰ってきた。
さっそくTが遊びに降りたきり、帰って来ない。
夕方私も、預かってたクリスマスプレゼントを渡しに行って、しばしワインなどよばれる。

Sumie Nagano さんという、イエーテボリ出身のアーティストを教えてくれる。 知らなかった。音楽もビデオもとても素敵。 私も、レコーディングが終わったら、アモンダン島で写真を撮ってもらう予定です。
http://www.youtube.com/watch?v=uupYXzzEhd8

http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=lcKRu2r4nF0

この一家はスウェーデン人でありながら、バックグラウンドは複雑。
アルゼンチンは、ニオママ・ジェニーの祖国で、12年ぶりだったそう。
ニオパパ・ミッキは、その地を初めて訪れ、それはよい旅だったそうです。
お肉とワインが美味しくて、親戚の歓迎で5キロ太ったといって、お腹をなでてた。

またプールで会うだろね。

旦那さんが鴨を見つけてきてくれたので、晩ご飯、鴨鍋的なもの。
〆は鴨なんばん蕎麦。

Tは家での会話まで、半分くらい英語となる。
ニオんちの植物からネコヤナギを一個失敬して、窓辺に飾っていた。

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イエーテボリ日記 287 レコーディング・メンバーでのライブも決定

土曜日 レコリハ2-2
昨日のリハに続き、予備日だった今日も、軽く音合わせ出来ることになった。
興奮のせいか、すっかり夜更かししてしまい、モウロウとBBBスタジオへ。

リハーサルといっても、即興演奏が多いので、ただ地図を確認するというか、ボクこっちから行くねとか、ここは車より電車のほうがいいじゃん、もし迷ったらここでね!みたいな感じ。

特にAndersはふざけて5拍子の曲をさらに変拍子で刻んだり、遊んでばっかり、本番はまったく違うことやるのかもしれない。

ともあれ、昨日のリハで気になってた点もあれこれ確認して、次に音を合わせるのは、いよいよ木曜日のレコーディング本番ということになる。

このメンバーでライブが出来ることになって嬉しい。

20 Feb at Brötz

Kaori Nishijima Trio

Kaori Nishijima (pf,voice)
Yasuhito Mori (contrabass)
Anders Kjellberg  (drums)

0112_desert1 0112_desert2 0112_desert3 帰ったら、T君がデザートを作ってくれた。
ゼリーとシャーベットと青林檎を刻んだもの。
雪を食べてるみたいだった。

お父さんと買い物した帰り道、「てぶくろ」のうたを作ったというので、伴奏をつけて録音。
音楽は、大人にも、こどもにも、公平に降って来る。

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イエーテボリ日記 286 レコリハ2

0111_rh3 金曜日 雪 滑らないほうが不思議 

レコーディングにむけて、リハーサル第2段。

前回のリハをふまえて、いろんなアイディアなどぶつけてみる。

私のめちゃくちゃな英語での説明に、Andersさんが 「おい、なんて言ってんだ?」 と森さんにスウェーデン語で尋ね、森さんだって意味わかんないわけで、だったら日本語で森さんにまず話したらいいのに、ややこしったら。

0111_rh1_2 それでも音楽は生まれて行く。

うまく準備出来ているのか、全然わからない。
帰ってから、リハを録ったものを全部聴く。

1年前には会ったこともなかった同士だったのが、今はチームとなって、
食べるのとも、話すのとも、寝るのとも違う手段を使って、
宇宙旅行にでも行こうとしているような、、、そんな気分。

0111_rh2 今日は終日、T君の送り迎えなど旦那さんにまかせきりだった。
帰ってみると、日本の小学校1年生の担任の先生から、新年カードが届いていた。

ありがたいなあ。

Tは最近、「家のなかに蛇がいるといいことがある」とかなんとか言ってる。
0111_newyearcard

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イエーテボリ日記 285 最後まであがく

0110_dawn 木曜日 ふたたび氷点下へ

ちょっと遅くなって8時に教会に到着。
空が明るくなろうとしてる。

来週録音するアルバムは、日本の某レーベルからリリースされることが決まりました。

レーベル側の意向も聞いておきたかったので、リハーサルの音源を聴いてもらったところ、
いくつかの意見は頂いたものの、

「でも、とにかく西島さんが一番いいと思うように、楽しんで録ってきてください」。

これ以上ない、嬉しい言葉だった。

心強いレーベルに、素晴らしいメンバーとスタジオ、ピアノ、最高の環境が揃ってる!
ってことは、つまり言い訳の余地はないってこと、、、。
これでいいのが録れなかったら、、、?
自分に残酷な事実を突きつけることになってしまうじゃないか!

冗談でなくゾッとしながら、
今朝はちょっと二日酔いのまま弾き始め、気がついたら昼の1時を過ぎてた。

0110_window 今回の録音は、即興を基本とした3人でのアンサンブルで、個人練習によって良くなるのは、そのほんの一部分だと思う。

音楽は、なにか大きなものの元にあると思う。
自分が支配出来るものじゃないと思うときもある。

でも弾かずにいられない。弾くたびに必ず、ダメだと思う点や、もっとよくなるはずの点が見つかる。

それがどんなささやかな事でも、ぎりぎりまで諦めないぞ。
と同時に、早く楽になりたい、とも。

当日には、全てを忘れて演奏するために。

教会には、最後まで誰も来なかった。
ありがとうございます、飲み過ぎには注意します、と拝んで帰る。

磨りガラス越しにも、なんとなく冷気を感じるなあと思っていたら、外は雪だった。
子ども達は、冷え込みなどおかまい無し、遊ぶのに忙しい。
0110_wav

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イエーテボリ日記 284 I can stand the rain.

0109_bus1
水曜日 4℃ 終日小雨がち

バス停まで小雨、行き帰りのバスの車窓から雨。
スカイプで打ち合わせする間も、窓の外は雨。
お迎えまでの道も雨。

間もなく、日本への帰国にむけて奔走中のFさん親子が、遊びに来てくれる。
流れで一緒に晩ご飯を食べる。6ヶ月になったt君(Fさんちの、ちいさいほうのt)を、抱っこさせてもらう。
そんな乳飲み子を抱えたFさんは、どんな苦労話も面白可笑しく話してきかせる才能の持ち主。

アパートの下まで見送るとやっぱり、雨だった。
この雨に慣れたと思った頃には、帰国なんだな。
0109_bus2_3
私もバタバタするだろうな、そして名残惜しいだろうな。

クリスマスに日本から送られてきたカード。
こうしてスウェーデンに来てなければ、このヘリが飛んでくることもなかっただろう。Heli なんて、早くも、逆ホームシックになるには、まだ早い!!

最大のターゲット、レコーディングまであと1週間。

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イエーテボリ日記 283 E du go eller?

0108_tram 火曜日 3℃朝のうち小雨  寒いと思わない。

やっとT君の冬休み1) が終わった(2月にもあり)。
教会で弾いたあと、今日はとんぼ返りせずにプールへ。
水の中とサウナの中、最高。
E du go eller?

このところ、故障中の携帯電話について、フリーダイアルで連絡を取り合っている。
状況の説明から、本人確認のため、いくつかのややこしい質問などを経て、やっと新しいSIMカードが送ってきたと思ったら、同じエラーが出るので、また電話したら、「明朝3時から使える」とのこと。

しかしよくもまあ、私の英語でこれだけやりとり出来たと感心する。
私の英語力でなく、相手の言語力と忍耐力に感心しているのです!

E du go eller? (エデュゴーエラ/それはいいじゃない?)

ドラムのAndersさんに教わった、新たなイエーテボリ訛りフレーズ。

前にLinaさんに教わった「De va la GÖTT!」は、'ゴット'でなく'ギョット'というところが訛りだったのに対して、こちらはイエーテボリでしか使わないと言ってたから、さらにディープなフレーズだと思われる。「おおきに」レベルか?必須!

0108_muffler2 夕方、諦めかけていた日本からの小包が届く。
私のCDのほか、シャンプー、リンス、帽子、レッグウォーマーなど。
散らかった家から、これらを探し出して送ってくれたAさん、ありがとう!

帽子と一体となったマフラーは、日本で付けているとかなり大袈裟な感じで、時に笑われたものでしたが、この気候なら、E du go eller?

早速巻いて息を吸い込むと、日本の押し入れの匂いがした。

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イエーテボリ日記 282 Cool Pink

月曜日 3℃ 人知れず雨
0107_hiya2 ヒヤシンス、とうとう満開を迎える。
香りも強くなり、胸が苦しいような、せつないような。

6時に起きて10時まで教会でピアノに向かうと、午後の私はもう使い物にならない。

T君冬休み最後の一日を、二人でだらだら過ごしてしまう。

だいぶ友達と遊んでないので、
「ねえ遊んで」 「ねえ来て」 「ねえ見て」 の連呼。

一緒にサッカーする。
パスするとき、ボールを足のどの部所に当てるのか、丁寧に指導してくださる。
すぐ疲れて(もちろん私が)、You TubeでT君おすすめの 'ピンク・パンサー' を観る。

なにこれ?!
音楽かっこ良すぎて、唖然とする。こんなん観とったん?!
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=7Wf0ed_5qh8

<facebookにて御覧の方へ>

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イエーテボリ日記 281 人生8年目

日曜日 晴れ4℃

Birth_8years T君の誕生日。
スウェーデンを舞台とした名著「やかまし村のこどもたち」のなかで、誕生日の朝、ケーキやプレゼントをベッドまで運んできてもらう場面が出てきます。

子供の頃それを読んで、どれくらい憧れたことか!
そして、これを読んだT君の切望により、今年は 'スウェーデンの子ども風誕生日' にしました。

リクエストにより、クレープとホイップクリームと果物を幾重にしたケーキと、ミルクティー、プレゼントを運び込むと、布団の中で寝たふりをしているとばかり思っていたT君は、まだ本当に寝ていました。

旦那さんからは、イエーテボリのトラムの本と、夜には煮込みハンバーグを作ってくれた。
日本の友人から、早々に送られてきた可愛い手袋とカードも、いよいよ出番。
1018_yoshimi
かつては自分の体の一部分だったものが、いまや130センチほどの背丈になって外界を走り回り、スウェーデンに移動しても、もりもりご飯を食べて、毎日笑って、時にふてくされながら、生きてる。
歯磨きしてないのにしたと嘘をつく。
今年もらってないぶんのお年玉が気になる。
母親が面白くない冗談を言っても、気を利かせて笑う。
早く日本に帰りたがる。夜になったらすやすや眠る。

彼はもはや、私の一部などではなく、ひとりの別な人間として生きていることに、あらためて驚く。

8歳の誕生日、おめでとう。

私には、
世の中には確実なものなど、ひとつもないように思える。
でも私は君のこと、永久に愛してる。

これだけは確実中の確実なのだ!

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イエーテボリ日記 280 五里霧中

0105_fog 1月5日土曜日

6時半。えらく霧が濃い。
見慣れた道とは言え、ちょっと怖かった。
0105 10時。練習を終えてバスを待っていると、珍しい青空と雲。今度は巨大なお椀の底にいるような錯覚。私は小さい。

早朝に教会でピアノに集中することは、大好きな一日の始まりなのだけれど、帰ったとたんに一日が終わったかのように、ぐだぐだになってしまう。

12cmだったヒヤシンスが倍の背丈になって、可愛い花を次々に咲かす。
透き通るような花びらは、すぐにもしおれそうなので急いで描く。
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イエーテボリ日記 279 買い初め

0104_semlorna 1月4日金曜日 最高6℃、滑る心配なく歩ける幸せを知る。

午後。T君の誕生日プレゼント等を買いに、ふたりで街へ。
だいぶレゴを薦めたものの、結局おねがいに屈し、DSソフト(スーパーマリオBros2)を買う。

私は、このごろはお化粧もせず、着たきりの格好で過ごしていたので、無性に新しい服が欲しくなって、化粧品や服をたくさん買う。

日本からスウェーデンに来るとき、「(送ると高いので)必要になったら買えばいい」ということで、ほとんどスーツケースひとつで来た。
なので、こういうときは、お財布が「いいよ、いいよ」と言ってくれる。気のせいか。

マリオ様のご加護のもと、試着室のそばでいくらでも待っていてくれるT君。

最後には、スウェーデンでイースターごろ食べられるという、'semla'というお菓子を買う。
一見シュークリーム風だけど、周りはカルダモン味のパンで、アーモンドペーストと、ホイップクリームがたっぷり。
予想より甘くなかったけど、普段、飲み物で糖分が満ち足りている私には、4分の1で充分でした。

服を買って帰るといつも、手持ちの服も出して、長いこと鏡の前でとっかえひっかえ着る。
こんなふうにも!あんなふうにも!とコーディネートして悦に入る。
なのに実際には、いっつも同じ組み合わせで出掛けてしまうのはなぜだろう。

今日は、心の'買い物部門'がせいせいした。

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イエーテボリ日記 278 林檎/地球儀/ヒヤシンス

1月3日  朝小雨 風強 7℃ 
0103_hiya1_2
12/5のライブで戴いたヒヤシンスが、約1ヶ月かけて、咲き始める。

今朝は無事起きて、朝練へ。
いつもより1時間ほど早く出て、少し長く弾く。
要するに、早くさえ起きれば、だれにも迷惑かけずに練習できるということだ。

途中でお腹がすいて、神様の前で林檎をかじる、水筒に入れてきた甘いめの紅茶を飲む。だいぶ顔見知りになったし。
チョット、失礼します。
教会ひとり朝練、楽しいじゃん。

朝10時半に帰宅して、旦那さんとシフト・チェンジしてからは、T君とジグゾーパズルで地球儀を作る工作をした。
福岡の両親がクリスマス・プレゼントに送ってくれたもので、T君ひとりにやらせとけば、たっぷり時間がかかりそうな '最高の贈り物' だったのに、一緒にやっているとつい面白くて、率先して手伝って、いやむしろ、そこは私が私が、って感じでやってしまって、昼頃には完成してしまった。
0103_globe

T君が地球儀上で、日本とスウェーデンを簡単に指差したのを見て、それだけで連れてきた甲斐があったと思ってしまった。親バカ。
お父さん、お母さん、素敵なプレゼントをありがとう。

午後、家の電子ピアノを弾くと、タッチのギャップを調整しきれないのか、指の骨が痛くなる。
歌をすこし唄う。録ってみたけど、本気でレコーディングでも唄うつもりですか?という出来だった。レコーディングまであと2週間。

ああ、こんなときドラえもんさえいたら!

なんて思うのは泳いでないせいだと思い、夜1時間ほど散歩してみる。
道が凍ってないというのは、大変よいこと。

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イエーテボリ日記 277 年明けオペラ

0102_opera2 1月2日(水) 摂氏1℃暖かし

街は早くも通常営業の感。
旦那さんも仕事へ。
T君とスーパーに買い物などに行く。

今朝は教会で弾くつもりで、携帯で6時半にアラームをかけておいたのに、起きたらすでに空がうっすら明るい。
そんなわけない、と思って携帯を見ると、「20:40 01/01 2013?!」。
携帯の時計が狂うなんて信じられない。
寝過ごして悔しいので、また寝た。

そうだ、神様が、ネットも電話も危機管理しときなさいよ、と教えてくださっているのだ!
お正月だったからよかったものの、予定のつまってるときだったらどうするの?!

夜19時、イエーテボリ・オペラ・ダンス・カンパニーの公演を観に行く。

年明け早々、こんな立派なシアターで、友人も出演する作品が観れるなんて、なんだかとても贅沢な気分。

特に、初めて観る日本人ダンサーKさんを楽しみに待っていると、彼女だけ違った衣装を着ていたり、合図を出したり、リーダー的な役だったので、なんかもうミーハー的に興奮してしまった。
フィナーレ近くで、広い客席にダンサー十数人が散らばり、何人かの観客に自分たちが冠っていた三角帽を乗せ、その選ばれた人を立たせてくるくる回しました。

おじさんも子供も、誘われるままに両手を挙げて笑顔でくるくる。
こんな広い劇場のみんなが笑顔になって、客席の上にたくさんキラキラが降ってきたとき、私はなぜか、たくさん涙が出た。

終わって、ダンサー達とちょっとだけ飲んで帰る。
彼女達、さっきまで舞台で踊ってたのに、一瞬でシャワーと着替えを終えて出て来た。
普段の出掛ける準備とかも、めちゃめちゃ速いに違いない。
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イエーテボリ日記 276 静かな年明け

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2013年1月1日

昨年は、これまでにない大移動をした年だった (現在も移動先だけど)。
とても貴重な経験の連続。

今年は、この調子で元気にこちらでの予定を全て終え、無事帰国して、大好きな人たちに再会出来たら、それ以上の幸せはないなあと思う。

初詣の代わりというわけでもないけど、早朝、教会でピアノに向かった。
ひとりになって音と過ごす、かけがえのない時間。

日本から、お餅や黒豆、田作り、祝い箸などを母が送ってくれていて、ささやかなお正月気分を味わいました。

年末から自宅のネットが通じなくなり、その前には携帯の通話も支障をきたし、うちはテレビもラジオもステレオもなくて、大変静かな年明けとなる。絵など描く。

今年の抱負。
昨年は感謝してばっかりだったから、「恩返し」かな〜。

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イエーテボリ日記 275 年越し/9ヶ月越し

12月31日(月よう日) 終日雨。

連日、留守番と子守りをお願いしていた旦那さん、今日は仕事場へ。
仕事柄、場所や時間に融通がきく一方、休みといった休みもない。

1231_nemo T君と私は映画館へ。席はガラガラ。
スウェーデン語版『NEMO(3D)』。
人間に捕獲された魚のNEMOが、お父さんと再会するまでの冒険。
T君、とても楽しそうに見終わってひとこと、「だいったい話は一緒や」。
1231_kungs
街の雰囲気、日本の「大晦日」とはまた違う。お昼までで閉店の店も多く、静か。
混んでるのは酒屋だけ?

1231_hanabi7 夕方の空に、噂に聞いていた花火が上がる。
ちょうど日本で夏に見るような美しい大輪が、冬の夜空に開く。
ただし、小雨のなか、雨雲を内側から照らしながら。

一旦静まったものの、まさに年が生まれ変わる0時前後には、これでもか!とばかりに、あっちの空にもこっちの空にも、花咲きました。近所からも歓声。
これは、予想を上回る盛大さだった。

私にとっては、今年の終わりというよりも、イエーテボリでの9ヶ月が終わり、残り3ヶ月に突入する通過点という感じ。

ここ数日、レコーディングといくつかの演奏のことで、アタマが一杯だったけど、ここまで、家族の誰も大きな病気をせず、元気に過ごせていることを、あらためて幸運に思う。

たくさんの出会いと、支えに感謝。

日本のみんなは、もう2013年を生きてるはずだ。

8時間遅れで、年越しそばを作って食べた。
どの年とも違う味のおつゆをすすりながら、妙に感慨深い。
1231_hanabi1

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