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イエーテボリ日記243 通学路に分かれ道3) 小雪舞う

1129_wakaremichi 木曜日 一段と冷え込み 終日±1℃
新潟と同じくらいかなと思いチェックしてみると、最高11℃、最低4℃だった。

朝8時、教会へ。アコースティック・ピアノがあることに加えて、ここへ来た方が集中できることが分かったので、正味の時間は短くてもなるべく出掛けるようにしている。

今日も司祭が間もなく見えて、9時から予定があること、11時以降はずっと弾いてよいこと、そして早速「演奏の日を決めましょう」と言っていただく。

昨日は「in service」を無料、と思ってブログにもそう書いてしまったけれど、司祭の言われた「service」とは、日曜に行われる礼拝のことだと分かった。
ほかにも、私の役目の詳細、礼拝のどんな場面で弾くのか、どんな方が集まるのかなど、昨日はあいまいにしか理解出来てなかったことを、いろいろ訊いておく。

私には宗教がなくて、キリスト教のことも全然分かってないことを伝えると、
「なるほど。では音楽こそが私たちを結びつけたということね」。
素敵なことをおっしゃるものだ!

日本ではお寺で演奏したことがあって、それは無宗教の私であっても、とても特別な
ライブだった。今回もとても楽しみだ。演奏の日が来るまでに、一度礼拝に参加してみよう。

再び教会で弾く。1人になると、急に冷えてきて(こちらでは室内が寒いということはあまりないのに)、ダウンコートを着て弾く。今度はぽかぽかし過ぎて眠気に襲われ、とうとう終わりの20分間、神様の前で昼寝してしまった、、、。
1129_sora
14:30、お迎えに急ぐ道すがら、わずかに白いものが舞う。
10月25日に見た初あられ以来の雪。
しかし今日は寒いというより、痛い感じ。
帽子で覆っていても、まだ耳の中が痛いと思ったので、あわてて耳当てを買いに行く。

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イエーテボリ日記242 感謝してばっかりで、また感謝

水曜日 段違いに冷え込んできた感あり。1128_church
朝8時、厚意で練習場を提供してくれている教会へ。
この場所と、この時間に感謝。忘れずに拝む。

今日はピアノの譜面台に、歌本が置いてあった。

この場所での練習を、仲介してくれた女性が、
毎週火曜の夜には、スウェーデンの伝統的な歌のコーラス・グループが集っていて、もうすぐコンサートがあると言ってたから、きっと昨夜練習していたんだろう。

これもご縁なので、ぱっと開いた頁を一回だけ弾いて、録音。

'svensk variant av tysk folkmelodi 1693'
「ドイツ民謡のスウェーデン版」?
しかし1693年とは。

教会に響くにふさわしい、厳かな曲だった。

途中から人が来始めるが、続けてと言われる。
ミルク粥みたいなものの入った鍋をみせて、お年寄りに振る舞うのだと説明してくれる。じきに司祭もみえる。
「練習のこと、問題ないかしら?今日はあと1時間は弾いてていいわよ」と言ってくれる。

「この教会のために、何か私が出来る事はありませんか?」
と訊くと、
「Play!! In service. (無料で弾いて)」と言われました。

掃除か、毎回ちょっとした花を買って来るとか考えていたので、
「喜んで!」、ていうより、「ぜひやらせてください」という気持ちでした。

それが本当にお礼に値するなら、帰国までに必ず実現させたいと思います。

深いほうのプールで、しばし泳ぐ。
考えるような、なにも考えないような、水の中。

ママ友Rさんが、「うちでも練習できるわよ、ちょっと弾いてみたら?」と電話をくれる。
よそのお宅で練習した経験はなく、うるさくて申し訳ない気がしたのだけど、行ってみたらお城のような家だ。デトロイト在住時に購入されたという、KAWAIのピアノを弾かせてもらう。
厚意に甘えて、またお邪魔させてもらえるようお願いする。

それにしても、譜面、録音機、カメラ、サンドイッチ、プール用品一式で、どこの山登るねん?という大きなリュックを背負っている私。お城には全くをもって不似合いなのは、残念なことだった。

1128_brotz 夜21時、Brötzへ。どちらのユニットも素晴らしいフリー・インプロヴィゼーション。
大ファンとなったNina、いっときも途切れない緊張感と瞬発力には、ある種の身体能力を感じる。

そして来週、私の相棒となるピアノ!相当手ごわいぞ、ここピアノは。

Johan Arrias – alt sax
Nina de Heney - double bass

Lindha Kallerdahl - voice
Fabian Kallerdahl - piano


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イエーテボリ日記241 石の額縁

火曜日 小雨のち上がって冷える

1127 朝、英語サークル「お国紹介最終回」。日本の番になり発表する。

これまで、質問コーナーになってからの方が盛り上がっていたので、発表はごくざっくりと。

人口、面積、地形、歴史(超部分的)、最近の社会問題として高齢化少子化、津波、原子力発電所事故、エネルギー政策の見直し。
文化面は、何を取り上げるか悩みましたが、ここは私見と割り切り、年齢による上下関係を大切にすること、お風呂(温泉もある)に毎日入ること、特に美味しいと思う食べ物(お寿司、お刺身、しゃぶしゃぶ、各種発酵食品)を。

メンバーからは、
「日本人はとても礼儀正しい、電車の前では必ず並んでる」
「感情を表に出さない、ひかえめ」というイメージが共通して挙がったほか、

「日本では(個人より)家族を大事にするときいたけど?」
「結婚や出産後も女性は働くか?」と、女性が多いだけに議論が活発化しやすい質問も。

そのほか、
「日本では病気になったらどんな方法で治すのか?」
この質問をしたスペイン出身の方は、東洋医学に興味があったらしく、ここからは私ではなく、中国人のメンバーが、
「軽い咳ならこうよ!」と、ツボ等について実演付き説明を始め、私はそのモデルとなってマッサージを受ける役になり、、、そんなこんなで、発表は終了。

発表は自分の勉強にはよかった。
でも、出来には自信がない。

「日本では・・・です」と何かを言うのはとんでもなく難しく、当分は考えるのもご免だ。
「私は・・・です」なら、いくらでも言えるけど。

写真は、通学路にある、好きな場所。

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イエーテボリ日記240 タマゴがタマゴにならない日

1126_shape_egg 月曜日 雨

T君休校日につき、朝の2時間を旦那さんに家に居てもらい、練習へ。
暗い教会に鍵を開けて入るのにも、慣れてきた(今日は拝むの忘れた)。

ライブのステージでもたまにあるのだけど、椅子の足ぎりぎりに段差がある場合。
弾き手にもよるでしょうが、ピアノと椅子とは意外と離れているもので、このような状況はちょっとキケン。決して起きてほしくない惨事を、想像せずにはいられない。
1126_church
10時過ぎ、帰宅してみると、旦那さん、今日は家で仕事するとのこと。
以降、T君と過ごす。街へ用事に出掛けたり、家でふうせん対決、水彩お絵描きなど。

最愛の息子とは言え、一日中一緒に居ると、次第に気が追いつめられてくる日もあります。
だけど、今日はとても楽しく遊べた。途中でもう一回ピアノにも向かえたし。

ふと、いつでも旦那さんが代わってくれるという、安心感が大きかったかなと思う。
実際には、彼は夕方まで仕事していたけれど。
1126_balloon
子育てに、「自分がダメなときは誰かが代わってくれる」という安心があるのと無いのでは、心の余裕に天と地ほどの差がある。

子育てに関わる痛ましい事件に、追いつめられた母の心労が忍ばれるときは、自分の身を切られるように思う。私より真面目な女性に違いない、とも。

夫婦、親やほかの家族、近所や友人と助け合うのは、もちろん大事。
でも、そこでやりくりするのが当然ではなく、社会サービスとしての育児サポートが、'必要なとき確実に' 受けられる社会であってほしい、と切に願う。
日本の出生率1.39という数字は、私にとって「それでも1.39人は生まれるんだ」という驚きに近い。

ふうせんヘディング対決の記録、連続54回(私)。

卵、見慣れてるものなのに、どうしても'そら'で描けない。
見ながら描いても、やっぱり変。
なぞってやっと、卵らしき形になる。

今日はもう晩ご飯食べてきた、というニオが遊びに来る。
3人が温かい蕎麦をすする横で、DSしながら待つニオ君。

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イエーテボリ日記239 息子エルマで 母ギョウザ

日曜日  ひき肉の日

1125_gyoza 冷凍ストック用にハンバーグを作りおく。
一部を焼いて、朝昼兼用ごはんにハンバーガー。 

午後、旦那さんが餃子を皮から作るというので、手伝う。
私は皮を綿棒で延ばす役だったのだけど、いくら打ち粉をしてもくっついてくるのが厄介だった。

並んで焼かれるのを待っている餃子たちは可愛い。特にひだひだ。
ニラとキャベツたっぷりの中身がうっすら見えてるのも素敵だ!

早く食べたいのにまだ4時半なので、紙に描いてみる。
T君も描くと言い出し、私の4倍のスピードであれこれ描く。
今読んでいる「エルマーとりゅう」のりゅうを描いていたのは、「絵に描いたこどものようだ」と思った。

そこへ久しぶりに階下のニオが遊びにやって来て、しばらく預かることになる。
一緒に餃子を食べる。
餃子、ワカメと豆腐スープ、ご飯、ポケモンふりかけ、海苔、どれも大変ウケたのでよかった。ほうれん草ごま和えだけは、口に入れてからちょっと目の色を変えていた。

Tが焼き海苔を、餃子のたれにつけたり、スープに浸したりするのを真似ていたから、そうやって食べるもんだと思ったかもしれない。

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イエーテボリ日記238 夜の遊園地を楽しむ

土曜日 くもり一時雨のちくもり

来年2月にストックホルムで共演できることになったシンガーから、メールで譜面が届いている。

今はプリンターを持っていないので、コピーショップへ行く。
PCでファイルを開いてプリントするのかなと思って尋ねたら、はいはい、とコピー機に直接メモリスティックを入れて、ものの1分で、7つのPDFファイルから約20枚のプリントが完了。45SEK(約540円)。世の中、便利なのね。

しかしその譜面の複雑なのなんのって、、。
「難しかったらほかのにするから、遠慮せず言ってね」とメッセージされていたのも納得だ。
「まずは挑戦してみます」と返信。彼女のオリジナル曲には興味津々だ。

西島 芳オフィシャルサイト http://kaorimusic.net/ をちょっとだけ更新。
ブログは毎日更新してるけど、こちらはほったらかしだ・・・

出国前に、プロフィールくらいは英語版を作ろうと思ってたのに、出来てない。

その点、YouTubeや各種音源は便利で、先のシンガーは、それらをいくつかチェックして興味を持ち、ストックホルムに呼んでくれることになったようです。

ぼちぼちと、日本語以外の言語圏のひとにも親切なサイトに、整えたいです。

ちなみに私のサイト、flashを使ったものなのですが、スマートフォンではどんな風に表示されてるんだろう?機会があれば、お知らせ頂けると参考になります。

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夕方4時、イルミネーションも美しく浮かぶ夜の遊園地 'リゼベリ'へ。
早い日暮れを逆手にとってる!

クリスマス・マーケットと呼ばれる店がたくさん並ぶほか、野外のアイススケート・ショーなど。イエーテボリってこんなに人いないよね?思うほどの賑わい。

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面白かったのは、ラップランド(Lapland)のエリア。

ラップランドとはスカンジナビア半島北部あたりを指し、サンタクロースが住むとされるらしい。サンタにも実家が!

「サンタの家」の中には、プレゼント工場のほか、プレゼントお願い手紙コーナーがあって、T君は迷った末、アルファベットでプレゼント名を書き、専用ポストに投函。
「ふう、ほんまよかったわー今日来といて」。
サンタさん、スウェーデンにまでプレゼントを持って来てくれるだろうか?クリスマスには日本に帰りたい、と不安だったT君、ひと安心だね。

1124_lise

ラップランド料理(ピタパンにトナカイのミンチや野菜を包んだもの)を焚き火の傍で食べたり、スウェーデンでの冬の飲み物;スパイス入りホットワイン(Glögg)、ホットチョコレート、ホットリンゴジュース、買い物などを楽しみました。

それにしてもたくさんのベビーカー、車椅子。
ファミリー、カップルはもちろん、年配の方も多かった。
寒くて長い冬の国での、暖かな楽しみなのだと思いました。

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イエーテボリ日記237 空めまぐるしく、鳥まわる

1123_8am_2朝7:45 教会へ。南東の空に朝焼け。
今日も途中から人が来て、二階のピアノに移動して練習を続ける。
降りると、いつの間にか人が増えてて、「よかったよ!」などと言われる。
やっぱり聴こえるのだ。いえいえ、練習です、お恥ずかしいものです。

今週初めて泳ぐ。サウナで一瞬眠る。

14:30 通学路の小径を急ぐ。
あら美味しそう!
1123_bird1_3 でも回るんだよねー、これ。
1123_bird2_3何?またやってんの?
1123_bird3_3 はい、プレゼント!chu!
1123_bird4
1123_4pm
16:00 週一回の日本語補習校。まるで夜間校へ行くみたい。

19:00  振り向けば、リゼベリ(遊園地)方面に、花火が上がっている。
トラムからもイルミネーションが見えてた。明晩あたり行ってみたいな。
あしたはお休み。
1123_hanabi

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イエーテボリ日記236 気を落としたら負け

木曜日 時々霧雨

朝8時、教会にピアノを弾かせてもらいに行くと、今日は一番乗りじゃなかった。
美しい花がたくさん届いている。
弾いていると、間もなく司祭の女性がやって来て、初のご挨拶をする。
今朝はお葬式があるということで、二階の部屋なら10時半まで大丈夫と言ってくれる。
そうだ、ここは教会なんだ、とあらためて。
1122_weinbach2 2階に上がらせてもらう。アップライト・ピアノの表のメーカー名は消えて読めないので、蓋を開けて覗くと、チェコのweinbachとあった。調律はされてないけど、音そのものは好き。

12時、大学へ。自分もリハーサルしていたAさんが、走って開けに来てくれる。
YAMAHAの小さいグランドを弾く。学生さんたちの過酷な練習を引き受けているとみえ、状態は良いとは言えない。こないだ学内で偶然会ったピアニストが「ああ、そこのYAMAHAね、'ニャマヒャ'って感じだろ?」と冗談を言ってた。
とは言え、電子ピアノとアコースティック・ピアノは全く違う楽器だから、今の私はアコースティックを弾く事が必要だ。調律がどうなんて言ってられないし、言えた立場じゃない。

実は、初ライブとなる某スペースのピアノも相当だ。なんせフリーのメッカだ。調律はおろか、上がらない鍵盤があったり、ひとつの鍵盤から二つの音が出るとか。

私の耳は、どんな狂いも許さないほど神経質なわけじゃない。
でも、私が作る音楽をひとに伝えるために、必要なピアノの状態というものがあると思っている。だから不安だ。
さらに今、作曲などするとき使うアパートの電子ピアノは、絶対に調律が狂わないから、実はそのギャップは大きい。

しかし、楽器のせいなんかで気を落としたら、元も子もない!
楽器を持ち運べないピアニストの宿命だ、気を保とう。

スクールにお迎えに。
日頃、「遊んでて服や靴が汚れるのは当たりまえ、そんなん気にせんでいいよ」と、さも寛大に言っておきながら(心から思っているつもりだった)、「たった今ぬかるみに寝転んで来ました」と言わんばかりに、全身泥まみれになって平気なT君を見て、気が変わる。

直接ダンス教室に行く予定を変更して、むっつりと家に連れ帰りながら、親としての一貫性のなさに余計に腹が立って来る。小さい洗面台で、ダウンコート、靴、ズボンなどの汚れを落とす。

ダンスから帰って旦那さんに話すと、「まあいいさ、男の子は元気が良すぎるくらいが」
私だってそう思っていましたとも!ええ!

普通に歩いてたって、この街ではブーツは家に着くたび泥だらけ。
楽器も泥よごれも、気にしたってしょうがないときもある。

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イエーテボリ日記235 いよいよ

水曜日 いまにも落ちそうな曇

1121_sora 朝二日酔い。甘いめのアクアビットを、つい飲み過ぎた。
8時に日本(午後4時)とスカイプ、先方の都合により画像なしでホッ。
レコーディングの件、一歩前進。大きな助けを得る。

11時、12/5にBrötzで演奏するトリオでリハーサル。
Magnus Bergström (contrabass)
Johan Birgenius (drums)

4月にスウェーデンに来て、やっとライブ出来る。嬉しい。
いまのところ、このメンバーとライブするのは1回きりの予定なのがもったいない、二人とも本当に素晴らしい演奏で、私のオリジナル曲を把握してくれているのだから。
英語を探そうとして、「もったいない、もったいない」と日本語を連発してしまう。
もう一回、リハーサルする日が取れて、記念写真も撮れて、ありがとうを言い合って別れる。

1121_2

今年5月ごろ書いた曲、「bluesky」もリハーサルしたけど、それもいまや夢だったかのよう。

あの空は、どこまでも澄んだ水色だった。
ドラムのJohanさんの分析によると、スウェーデンの気候は乾燥しているため、よりクリアーなのではないか、ヨーロッパでも少し南になると、同じ青空も少し濃いよ、というようなことでした。
ちなみにJohanは、来年2月に坂田尚子さんトリオで初来日します。

ヨアン    「なに食べるのがおすすめ?」
カオリ    「多過ぎて難しいねえ」。
マグナス「そうそう、日本には、当たると死んじゃう魚があるんだって?」
カオリ    「河豚やね!ぜひ食べて!免許のある人しか料理出来ないから安心して」
ヨアン    「よっしゃ!」
カオリ    「いや、でも亡くなったという話も時々、、」
ヨアン    「・・・」

下手な説明はすればするほどややこしいことになり、Johanに食べてほしいというより、自分の頭の中が、てっさとひれ酒でいっぱいになるのだった。

午後、スクールにお迎え。
一段と重い空を見上げる。
人々の気分にまで、のしかかるような、そんな空。

私にとっては、一回きりの冬なわけで、本当の大変さなんて分かりっこない。
一年の滞在なんて、すこし長い旅みたいなものだ。
長くここで過ごすひと、とりわけ日本から来ているママたちの心を察する。
いや、女は強い。だいじょぶ、だいじょぶ!!

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イエーテボリ日記234 忍者/Ninja

火曜日 降られず

1120_ninjago 朝、英語サークル。お国紹介3週目は、中国は北京、スペインはバスク出身の発表者。

スペイン。地域による文化や言語の違いが、意外にも大きいことを知る。
カナリア諸島とやら、バレンシアとやらに、行ってみたくなる。

中国。統治体制について、質問と興味が集まる。
いつも歯に衣着せぬ発言のベルギー人が、発表者に向かって
「ねえ、あなた自分の国が好き?」
と訊いたときには、シーン。さすがに馬鹿げた質問だ、とみんな呆れました(たぶん訊いた本人も)。

まあ、お互いの違いを茶化して話し合える仲なら、世界は平和だと思う。
ヨーロッパのメンバー同士は、結構きわどいとこまでやり合うので、ヒヤヒヤすることもあるけど。

昼、イエーテボリ大学に侵入して練習。授業中のAさんに代わって、Dさんが入口を開けてくれる。修士課程に在学するJさんに、「さては練習に来たな?」と冷やかされる。
そろそろ、「あのひと何なの?」と思っている人がいてもおかしくない。

練習するうちに作曲に変わったものの、ふと立ち止まってみれば、前に書いたのと同じやん?
メモ程度の譜面にして、とりあえず置いとく。

午後、スクールからT君と、クラスメイトのL君を連れて帰る。
私が日本の友人とスカイプしていると、wi-fiのスウィッチを切られるという悪戯に遭う。隠れていた犯人たちが姿を現し、パソコンを代わるよう要求してくる。
1120_lore
うちはテレビもwiiもないのだし、他の遊びに飽きた二人にPCを明け渡す。

共に、レゴの「Ninjago(忍者号)」がお気に入りで、YouTubeを検索しては、
「Cool...」、 「Yes this is cool..」。
イタリアっ子のL君には、忍者はどんなふうに映ってるのかな。
ちなみに仙人的なキャラクターは'sensei'とネーミングされています。

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イエーテボリ日記233 ため息を希望に変えて

月曜日 雨降らず

久しぶりのMori×Anna セッション。
アパートの下でピックアップしてもらう5分前まで、譜面を書く。新曲試す。
コントラバスの森さんは、明日からしばらく日本へツアーのため、このトリオでの演奏もしばらくお休みです。少々寂しくなりますが、日本の皆さんには朗報と言えましょう。
森さん、Anna、いつもありがとう! 今日は記念撮影しよう。
1119_morianna

夜19時。Viktors Kaffeでのライブへ。
今月も、聴き逃さなくて本当に良かった。

1119_viktor 会場に着いてから分かったことに、Linda Oláhは、少し前にイエーテボリ大学でも聴いた、素晴らしいヴォイス。
今日はギター(フランスからのゲスト?)とのDUO。
二人とも数えきれないエフェクターに囲まれ、アンビエントの極み。演奏中、背後のガラス越しに、たまたま道路工事で高所作業車に乗った人が、登ったり降りてきたりして(写真背後のそれ)、その加減がまた音にぴったりなもんで、このカフェ自体が宇宙を飛んでるとしか思えなかった 。

後半のChristian Muntheは対照的に、ギター1本ひとりきり、いくつかの素材だけのアナログ手法で、しかし前者とも通じる宇宙を作っていた。
一体どうして、ギターの裏側を紙切れでなでている音が、次第に極上のバラードに聴こえてきたのか、わからない。
演奏に使っていたガラスのボトルが、高揚のはずみで手を滑って落ちて割れた瞬間、'Sorry,,'と言って申し訳なさそうに演奏を終了したのは、完璧過ぎるくらいだった。

素晴らしい音楽を聴きながら、自分の音楽のことが頭をよぎるのは悲しい性だ。
彼らの斬新な音を聴いているうちに、自分が作る音楽が、どうしようもなくありきたりなものに思えたりもする。
昼のセッションでの改善点なども、ごちゃまぜに思い浮かぶ。

しかし、他人と比較したってしょうがないのであって、私は私の道を行くしかない。
'もっと、もっといい音を' と挑戦している彼らの姿勢を、ただ学ぶのみだ。

Linda Oláh & Giani Caserotto
http://linda-olah.wix.com/music
http://gianicaserotto.bandcamp.com/ <http://gianicaserotto.bandcamp.com/>

Christian Munthe
http://www.myspace.com/christianmunthe 

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イエーテボリ日記232 デートはやっぱり映画です

1118_vasa2_2 日曜日、一日中T君とふたりで過ごす。
映画へ。
先日は、はりきって行ったら満席で観れず、ぶーたれるT君に手を焼いたので、今日は旦那さんにネット予約をしておいてもらう。自動券売機に電話番号を入れてチケットを確認、カードで払う。大人1500円、子供1000円。

3Dファンタジー「Hotel Transylvania(邦題;モンスター・ホテル)」。
スウェーデン語吹き替え版で映画を観るのはこれが3回目。子供向けなので、だいたいストーリーは分かるし、スウェーデン語の勉強と思えばいい。あと、子供にはポップコーンやジュースがあるんだから、大人にはビール置いてくれたら、もっといい。

映画が終わったら、手をつないで街をぶらぶら。
1118_santa
一人っ子小学2年生のT君はサンタクロースの存在を、「なんか怪しいんちゃうか」と思いつつ、半分は信じてる微妙な年頃。玩具屋の前を通りすぎながら、
「ねえ・・・あの」
「今日は買わへんよ、もうすぐサンタさん来るから」
「でも何が欲しいか見とかないと、お願い出来ないでしょう?」

結局リサーチだけのつもりが、レゴの'土台'だけなら、と買ってやってしまう。

(クリスマスまであと1ヶ月以上、外ではろくに遊べないのだし、、)

我ながら意思弱いなあ、と空を眺めれば、ほんのり甘い晩秋の夕焼け。
1118_vasa3

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イエーテボリ日記231 本・おもちゃ

朝方やっと寝ると、7時ごろ枕元にT君が目を輝かせて「ぼくすっきりしたよ」。おにぎり2個をペロっと食べたとこまでは覚えてるけど、あとは、遠くから聞こえる「行ってきまーす」の元気いっぱいの声に応えて、また寝ちゃった。

2時頃、旦那さんとT君が帰って来てからも、また眠ってしまう。
いくらでも眠れそう。

1117_books 昼ご飯をマクドナルドで食べたふたりによれば、今日のハッピーミール(子供メニュー)のおまけは、玩具でなく本だった。子供たちにとって、それがハッピーだったかどうかは分からないけど、ハードカバーでB5サイズ大の40項以上ある、しっかりしたものでした。日本同様のメニューに加えて、人参またはリンゴが付いてることも含め、親からの評判を考えての商戦なんだろうか?

ついでに、ここスウェーデンで、子供の玩具についてちょこっと知ったことなど。

子供をターゲットとしたテレビ・コマーシャルは禁止されている。日本では仮面ライダーの前後で変身ベルトやグッズを宣伝するのは普通だ。

武器を玩具としないことは、どうやら徹底しているもよう。こないだも、スウェーデン人の来客の前に、T君が発砲スチロールで作った鉄砲を持ってきたところ、「オー、これはスウェーデンではあり得ないね」と笑われた。「いやはやお恥ずかしい、、」と言うと、「It's too late.」と言って、お客がT君と旦那さんを「バヒュン、バヒュン」と撃った場面は、シニカル過ぎました。

ちなみに、スウェーデンは武器の輸出をしていて、それについては常に議論があるようです。
なんでもかんでも、スウェーデン式が良いなんてつもりはないけど、
武器に結びつく玩具に関しては、親としてもう少し自覚を持つべきだったなと、反省する。
「人に向けちゃダメ」とか言うより前に、持たせるべきじゃなかった。
日本は「戦争放棄」を明確に掲げている国で、それは誇りにすべきことだ。

玩具にせよ、ファースト・フードにせよ、子供を喜ばして、親が楽をすることは、実に簡単で、誘惑的な場合が多いもの。
けれど、親の態度や消費行動が、子供を取り巻く社会や産業を変えることは、心にとめておいたほうがいい。

夜、T君と日本語で「エルマーの冒険」を読む。こんな面白い本を、私は読んでいなかったとは!
今日は一日なまけて過ごしたので、本だけはリクエストに応えて一生懸命読む。
鉄砲も変身ベルトもDSも買い与えちゃったけど、本という世界の素晴らしさを、ぜひとも知ってくれますように。

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イエーテボリ日記230 泥棒のゆめ

金曜日 曇り時々小雨

インターナショナル・スクールで校外へプール遠足。お手伝いボランティアとして同行する。

何種類かのプールやスライダーがあって、みんなめちゃくちゃ楽しそう。

小2のクラス女子はビキニ多数。T君も、ほぼ最高レベルのテンション。
クラスでただ1人、日本から持って来た額に漢字で名字の入った帽子とゴーグルを装着してた。誰もかぶってないからやめとこう、とかは思わないみたい。

なぜかプールサイドにリュックを持って来ていたり、友達に「は?なんて?」と返されてるのを目撃すると、言葉のハンディキャップを思い、母としては胸がチクッとする。が、当の本人は、そんなこと全然気にせずプールを満喫しているようでした。
「お母さん!見て!見て!」と足の着かないところを泳いでみせるT君を、抱きしめてなでなでしたくなる。
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さすがに疲れたとみえ、夕飯を食べずに寝てしまう。
さらに夜中にうなされるT君。早々と側で寝ていた私も目が覚め、ついには悪い夢を何度も見る羽目に。

私の悪夢には何パターンかあるのだけど、そのうちのひとつ、泥棒に入られるやつ。
場所はこのアパートという設定で、泥棒が、割にどうどうと入って来る。私は現実には使ったことのない、ある英語フレーズを怒鳴ってた。鍵を開ける音が妙にリアルで怖かった。

あと、金切り声をあげて目が覚める夢を見る、という珍しい二重構造のもあった。

さらに、悪夢じゃないけど、イタリアと思われるところに、サポートメンバーかなんかで来てるというセッティング(そんな経験ないくせに)。主役アーティストと思われるひとが、帽子から肌まで全身を焦げ茶色に塗って銅像のようになっている、この方がカッコイイからだそう。
宿には「なんとか御一行様」と日本語で書いてあって、二名ずつ相部屋になっていることは、プールで子ども達が、ふたり一組でロッカーを使っていたことと関係があったと思われる。

もうすっかり目が冴えて、これを書く。
T君用に握ったおにぎりはそのまま。04:13。

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イエーテボリ日記229 ヤマハ+ヤマハ

1115_kapelle1 木曜日 とくに午後晴れ

朝7:45 kapellplatsen 駅。
晴れているので、いつもより明るい。

教会で弾く。そのあと大学に移動して弾く。

今日の教会では、途中でオーボエをやっているという女の子がやってきた。
彼女は2階の小部屋で練習するのだと言って、上がったきり音は聞こえてこなかった。

1115_kapelle2 夕方、T君の「ヒップホップ教室」へ。スタジオの外から音楽が聞こえない状態で見ている限りでは、それがヒップホップ・ダンスだと当てることは難しい。

「ヒップホップ教室」には、「ロック教室」に近い可笑しみを感じる。私だけか?
まあ、友達と楽しくやってるんだからいいとです。余計なことです。

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イエーテボリ日記228 つむじ風

水曜日 くもり
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T君と親友R君と帰る。自分たちでドーナツ選んで袋に入れて、コーラも買って、ああ楽しいねえ、楽しったらありゃしない。
風のようにくるくると飛び回る、ふたつのつむじ。
このひとたちの、つむじを後ろから追うのが私の幸せ。
1114_rt_2
1114_rt_3
1114_rt_4_2 今日は泳いでから、昨日と同様に大学でピアノ借りて弾いた。

練習室を予約してくれて、外部者の私のためにエントランスを開けに出て来てくれたドラムのAさんと、
「カオリ、練習室で曲書いてるの?」
「ううん、次のセッションまでに新曲書くって言ったけど、実は全然なんだよ〜」
「あーはー。曲って書こうと思っても書けないよね〜」
「そうそう、自然になんか来るの待つしかないんだよね、Aさんホントありがとね、ばいばい」

と言った直後に、一曲書けた。
せわしなく過ごしてるにしちゃ、えらいゆっくりのが来た。
そして、えらいあっという間に出来たので、どうだかなあ。
ちょっと寝かせてといて、後半はただ練習した。

1114_artisten 毎週、ほぼ欠かさず行っているBrötzのライブ、なんとなく今夜は家にいることにする。
外気も体内も、ゆっくりと風が入れ替わって行く感じ。

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イエーテボリ日記227 音楽学部/ハッセルブラッド

火曜日 晴れのち雨

11013_hassel 朝、英語サークル。ドイツおよびベルギー出身のふたりから'お国紹介'。

ベルリンの壁が壊れたまさにその瞬間、ベルリン在住だったという発表者から語られる話は、臨場感たっぷり。当日夜も、翌朝も、まだ何が起こったのか、誰も理解できなかったそうです。

ひとつになったドイツと対照的に、ベルギーは小さな一国でありながら、二つの文化圏に別れている。特に言語はますます二分化する傾向にあり、同じベルギー人同士のディナーでも、英語の会話になることもあるそうです。「へ〜」の連続。

昼、友人の計らいにより、イエーテボリ大学音楽学部の一室を借りて弾く。
小さいながらもYAMAHAのグランド・ピアノ。ありがたい。
1113_artisten 隣接するハッセル・ブラッド写真美術館で時間調整。

現在は、2012年のハッセル・ブラッド賞作品の展示。
1980年来、歴代受賞者の名前の中に、
1987 Hiroshi Hamaya Tokyo,Japan
2001 Hiroshi Sugimoto Tokyo Japan
と、日本のアーティストの名前もありました。
なんかやっぱ探しちゃうな、'Japan'を。

夜、再び大学へ。即興科修士課程の学生によるコンサートを聴く。
終演後、エフェクターをとても効果的に使っていたvoiceのひとに話を訊くと、興味があるならこの人を聴くといいわよ!と、博士課程にいるという人の名前をメモしてくれました。

イエーテボリ大学と学生さんにお世話になった一日。
学生と言っても、私が知り合ったひとたちは学外でライブをしたり、ミュージカルなどの仕事をしたり、すでに音楽活動を展開しています。

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イエーテボリ日記226 教会で練習

月曜日 晴れ。

1112_church 朝8時、昨日鍵を預かったばかりの教会へ、練習させてもらいに行く。
小さい教会で、日本の公民館みたい。

鍵、なかなか開かない。
中にはだれも居なくて、「お邪魔します」という言葉が自分の口から出たときは、違和感のあまり、文字が床にこぼれたような感じする。

教会というものに縁がなく暮らして来たので、いちいち変な感じがする。
ピアノが置いてある場所まで行くには、祭壇を横切ることになる。無視するのはなんか無礼な気がして、軽く手を合わせて拝む。一瞬、手は握り合わせるのか?と思うけど、スタイルよりこころ、こころ。

2時間ぽっきりを集中するというのは、意外に良かった。
ただ朝8時かあ、これから寒くなっても続くかな・・・。

鍵、今度は閉まらないぞと思ったら、オートロックだった。

午後、T君はスクールのあと、クラスメイトL君の家に、直接遊びに連れ帰ってもらっていたので、もうしばらく自分の時間が続く。

夕方お宅に迎えに行って、お茶によばれて30分ほど話をする。L君ファミリーはイタリア出身でスウェーデンの冬は3度目とのこと。夕飯時でなければ、もっと話を聞きたかった。遊びに誘ってくれたママは、聡明で楽しい女性。しかも美人ときた日にゃ、ちょいワルオヤジも育とうというものだ。

ちょっとずつ、街にクリスマスの支度を感じる。
スウェーデンで、この時期ならではの飲み物。julmust;ユールムスト。
味は少しコーラに似ていて、この時期コカ・コーラの売り上げは50%ダウンするのだとか。
アルコールは含まれません。
1112_julmust

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イエーテボリ日記225 異国での厚意が身にしみる

Sushime 日曜日 小雨

知人のおかげで、ある教会のアコースティック・ピアノ(アップライト)で練習させてもらえることになった。
鍵の受け取りなどについて、管理人さんに教えてもらうため、教会へ行く。
電話での英会話はやはり不自由だし、会って挨拶したかったので、時間を約束して伺う。

徒歩15分くらいの場所で、歩くつもりで家を出たら、前方から吹き付けるタイプの小雨。
バスに乗ったら早く着き過ぎるだろう、バス停の名前はうろ覚えだぞ。
雨はひどくはないんだけど、傘は裏返り、結局、濡れながら歩く。

教会の中は、日曜のミサが終わって、なごやかなティータイム中。
その都度、誰かに開けてもらうのかなあ、練習は朝8-10時の約束だけど、遅れたりできないなあと思っていたら、「ヘイ,Kaori ! You're welcome.」と鍵をぽんと渡してくれました。

ちょっとびっくりした。
その知人とは、2回会っただけの、旦那さんの仕事仲間の奥様だ。
外国人で、名も知れぬ自称ミュージシャンに、大切な教会の鍵を貸してくれるなんて。
マリア様にヒゲを書いて帰るんじゃないかとか、疑わないんだろうか。

嬉しくてありがとうを何回も言う。
日本から持って来ておいた、小さいおみやげを渡す。
こんな行為も相手には「?」なのかなあ?
まあいいや。

バスを待っていたら、雨に濡れたせいかトイレに行きたくなって、しばらく我慢してたけど、やっぱり行きたくなって、でもこのタイミングで教会に戻って管理人さんに会ったら、「さっき帰ったのに、なにしとったん?」って怪しまれるんちゃうかなあとか迷って、でもやっぱり我慢しないほうが良いと思ったので、戻ってトイレを借りました。管理人さんには会わなかった。
でもトイレの近くには人がいて、「Hej då (ヘイドー;さよなら) !」と、爽やかに声をかけながら、これは逆に怪しいじゃないかとか、考える。

行きしなに、こないだも気になったお寿司屋さん。
こんなサブタイトルが付いてた。

「スウェーデンの標準」?
こんな厚意もスウェーデンのスタンダードなんだろうか。

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イエーテボリ日記224 かつては、体だけで弾いていた

1110_2 土曜日 くもり

泊まりに来てくれたR君とT君に起こされ、いつもより2時間遅い朝ご飯。

昼12時半、R君母子とともに、イエーテボリ・オペラに在籍するバイオリニストに案内をいただいたコンサートへ。ブラームスのピアノ五重奏。

悲しくなったり、うっとりしたり、やたら潔がよくなったり、せつなくなったり、そんな心持ちになる。アンコールも含め、素晴らしい演奏。
高校生3年生までクラシックを弾いていましたが、今となっては、体だけで弾いていたんだなと思う。逆にそれはもう出来ない。

現在、ピアノを習っているR君は、予想以上に熱心に聴いたとのこと。
T君、全然興味なさそう。でも聴きなさい、とか言うのも嫌なので、音無しの条件でDSゲームをしてもよいことにする。時々首を伸ばして、見たりしている。はあ。

写真上;午後4時、家近く。もうずいぶん暗いけど、私の気分は暗くなんか無いやい!
この冬には、いろいろな楽しみと挑戦が待っているから。

Kurakuen1 写真下;春には帰る日本の家近く。月に一回、家の風入れをお願いしている方から、写真が届く。たぶん二階の窓からだ。ああ、我が家!

二階下に住むピアニストが、家を買ったそうで、荷物を運び出してる。練習場のことではお世話になった。やっとグランドピアノで練習出来るよ!と嬉しそうだった。おめでとうを言う。

同じ秋でも、湿度の違いをいちばんに感じます。

日本の秋には、うっすらと水のヴェールがかかってる。
こちらでも、雨はたくさん降るのに、不思議なことだ。

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イエーテボリ日記223 最年少宿泊客、来ル

1109_randt
金曜日 くもり

T君の親友、R君が泊まりに来る。
R君にとっては、初の単独外泊なのだそうです。
一緒に夕飯食べて、シャワーして、子供部屋に寝床を作って、それはそれは楽しそうです。
「R君、ママに電話しとく?」
「だいじょうぶです」
T君よりひとつ学年が下で小学1年生。
脱いだ服はすでにリュックに入れてあった。
頼もしいものだ!

ふたりは今夜、どんな夢を見るんだろう?

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イエーテボリ日記222 「重み」で思い出したこと

木曜日 くもり

スクールの後、T君が HipHop教室に行きたがるのでお伴する。
日本人の友達が一緒なので、それが楽しいみたい。
そんなT君の友達の弟で、夏に生まれたばかりの赤ちゃん。このごろ時々、抱っこさせてもらう。
男の子特有の、ぽってり、ずっしり感。

T君が生まれて間もなく、私は絵日記に書いた;「いのちは重い」。
肩こりがひどくて、生まれて初めて接骨院に通った。
『たまの絵日記(2005年1月)』より再掲。

Its_heavyre
「赤ちゃんの重み」で、思い出したこと。

2004年まで、京都の某ミュージック・スクールでピアノを教えていましたが、産休に入るとき、生徒さんのなかの二人に手紙をもらいました。
二人とも若い世代で、「手紙」には、正直びっくりしました。
どちらも、彼らの感謝と励ましの気持ちが、素直に丁寧に綴られていました。

そのうちの一人(10代男子)の言葉、「(少し前に甥っ子を初めて抱かせてもらって)思ったより重かったです。そしてそれは、幸せの重みだと思いました」。

教えることもまた、重みを伴うと思う。
教えるのは、決して得意じゃないけど、嫌いじゃない。
ふたつの手紙は、今も、私の宝物です。

1108rebecka 夕ご飯のあと、土曜日だと勘違いしていたRebecka Törnqvists(vo)のライブが今夜だと判る。旦那さんの指摘のおかげ!急いでNefertitiに出掛ける。
行ってみると、今夜は21時スタートということで、独りで1時間半待つことになったけど、おかげで上記のようなことを思い出したり、ほかにもいくつかの事をゆっくり考える事が出来ました。

日本を発つ前から好きだった、数少ないスウェーデンのアーティスト。
ギタートリオ(ドラム、エレキベース、エレキギター)に歌という編成で、あえて言うなら、フォーク・ロックだろうか。
こちらでは、フリーなジャズに新鮮な刺激を受けることが多いけど、こういうサウンド、やっぱり好きで、落ち着くなあ。1時間ワンセットのみ、というのも私の好きなライブのスタイルだ。
アンコールは、まずRebeckaが観客の手拍子だけで唄った。
大丈夫、大丈夫。安心して。
と唄ってくれる。

余韻に浸りながら歩いて帰っていると、こんなのがいた。
1108_optic

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イエーテボリ日記221 風邪に隙を与えない

水曜日 曇り

1107_3 朝9時、レコーディングの件で日本へスカイプ。冬時間の現在は時差8時間なので、日本は夕方5時。スウェーデンの会社なら、多くの人は帰宅する頃なので、なんか申し訳ないと思う。これからも、日本との時間調整は大変だ。

日中、やたら眠い。
ほとんど練習にならない。
帰国してから必要になる、学校関係の申請書をかろうじて作成する。

1107_1 夕方、ハンバーグ、ポテトサラダなど作る。茹でたはたから、T君がブロッコリーをつまみ食いするのは、しめしめと思う。野菜って美味しいね。

夕食後、なんか寒くて眠くて、T君と布団にくるまって「やかまし村のこどもたち」を読む。面白いので、T君も積極的に読む。しめしめと思う。本は素晴らしいよ。

1107_2 旦那さんが帰宅して、Brötzへ聴きに出掛ける。外は雨。
ライブは今夜もよかったし、知り合いも増えてるんだけど、今夜はさらーっと帰る。
関節が痛い。
そっか、風邪を引きかけてるのだと、思う。

疲れると、ネガティブになりやすいものだ。
私の場合は、対人関係で疑心暗鬼になりやすい。

そんなときは、考えることを止めて、たっぷり寝るに限る。
そんなときに限って、急いで返信すべき英文メールが来る。

それは、ここイエーテボリで、スクールお迎えの時刻に限って、必ず雨が降り出すのと似てる。
1107_4 いつしか、ぬいぐるみまで多国籍になってる。日本のが、、、ないじゃないか。いや私がいる?・・・考えるのを止めて、寝よう。

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イエーテボリ日記220 通学路に霜降りて/続・英語

1106_0 火曜日 晴れときどき雨
冬時間に変わったおかげで、朝食時、かろうじて明るい。

8:30、英語サークルへ。
今日は、自分の国を紹介する、というテーマがあり、私のグループでは、先生(イギリス出身)に続き、パキスタン出身のメンバーが自国について英語で話しました。彼は奥さんの仕事の都合で、スウェーデンに来ています。

最初に、「パキスタンは1947年にインドから独立しました」と彼が言った時点で、グループのみんな(ドイツ、ベルギー、スペイン、日本、いつもはこれにフランス、オランダが加わる)全員が驚きを隠せませんでした。「新しい国なんだねえ」。
言語、人口、産業、自然、国旗、宗教、食文化、一般的な家族構成など、知らないことだらけで、みんな心底に興味津々で、自然と質問と答えが活発に続きました。ところどころで、先生が英語表現や発音にアドバイスをくれる。

1106_3 英語は便利だなあ、私が少しでも話せて(文法や発音はともかく、話す'度胸'はある)よかったなあ、と思うときはこんなときです。
もちろん、書物でパキスタンを知ることは出来るけど、実際に会話しながらお互いを知り合えるなんて、それは、とても楽しい。

1106_5 昨日のブログに、英語に関していろんな視点からの反響があったことは、嬉しかった。

あらためて、私が日本を離れて痛感していることを整理すると;
どんなへなちょこでも英語が出来ると、日本語だけよりも 'より簡単に'物事や友達について知る可能性が広がる、ということ。
だから、私はもっと英語を上手に使えるようになりたい。

そのためなら、発音も語彙も、一回通じなかったからといって諦めるような、シャイで控えめな性格をも、鍛え直したいと思う。

それにしても、今日の発表者は要点をよく整理してた。
自分の番が回って来たら、日本という国の歴史や産業、目下の社会問題、誤りのないよう、かつ簡潔に言えるかしらん。パキスタンほどではないにしろ、北欧やヨーロッパの人たちにとって、日本は、まだまだ知られていないことも多い。ウソ言っちゃいけないから、ちょいと準備が必要だ。それは英語以前の問題かも、、。

そうそう、こないだのリハーサルで、「スウェーデンの人は英語が上手だね、日本では話せない人も多いよ」と言ったら、「マジ?なんでなん?第二次世界大戦に負けたから、英語を排除するようにしてるとか?」と訊かれたときは、さすがに苦笑してしまった、、。

1106_2 夜、ピアノの練習場を提供してもらえないかお願いした方の1人から返事が来て、ある教会を見学へ。
こんなことがお願い出来たり、交渉できるのも英語のおかげだ。
なんたって、私はスウェーデン語が出来ない外国人。
Chalmers工科大学の側を歩く。
大学前といった感じのお店が並んでいる。

1106_4 アパートの共用の玄関ドアの調子が、再び悪くなって来ている。

暗唱番号を押しても、ドアが固くて固くて、蹴り飛ばすようにして開けていたところ、スウェーデン語の張り紙があったのだけど気にせずに蹴り開けていたら、「スムースな開閉のため出来るだけ鍵を使ってください」とのことだった。
旦那さんは、とっくに意味を調べて、鍵で開けていたらしい。

話すことも大事、聞く耳を持つことも大事。

とても大変古いアパートなのだ。
今夜は、鍵を使って静かに帰る。

滞在半年を過ぎ、私のブログはどんどん長くなっている。

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イエーテボリ日記219 月曜日は矢のように

月曜日 くもり、朝の息は真っ白
1105_1
泳ぐ、酒屋へ行く(先週は土日とも祝日で閉まっていたので困りました)、練習する、スカイプをする、お迎えに行く、緑地で遊ばせる、足が冷えて帰る。

夕方、鶏を揚げながら、
先週末の来客、I氏(大阪に2年住んだことのあるスウェーデン人)と、お互いに「文化的に一番びっくりしたこと」について、話し合ったことを思い出す。

I氏が日本に暮らして一番びっくりしたことは、ずばり;
「役職および年齢、男女によるヒエラルキー(階層)構造」だったそうです。
大学内でもそうなのだから、企業ではもっとそうだろうし、ミュージシャンでさえ、やはり年上の方には敬語を使うのが普通だし、なるほどと思います。

それぞれに、良いところ悪いところがあるのは言うまでもありません。
今はただただ、確かになあ!と思うのです。

さらに、I氏いわく、日本語における、ひらがな、カタカナ、漢字での表記は外国人にとっては、とても難易度が高いという話から発展して、一般的にスウェーデン人が英語をとても上手に話せること、日本人は苦手なことについて、
「カタカナを無くすことで多くの問題が解決するって!」との意見が飛び出しました。

かなり急進的な意見ですが、非常に面白いとも思いました。

日本教育で英語にかける時間は決して短くないのに、使えない、通じない理由として、
'カタカナ英語'があります。

coffee=コーヒー(かーふぃーに近い)
hot=ホット(はっとに近い)
stop=ストップ(すたっぷに近い)
organ=オルガン(あぅがんに近い)

Hamburger=ハンバーガー (日本語では表記無理)

など枚挙にいとまの無い、自分の失敗の数々が思い浮かびます。

T君は、カタカナ表記を知らずに英語をしゃべっているから、我が家で一番発音が正しい。
1105_2
なんて思ってたら、まさにT君の日本語の教科書に、かたかなの広場!
あららー。

日本語にアルファベット表記を混ぜたらどうだろうか?
そうなるとすべて横書きなんだろうか?
それを2世代くらい続けたら、カタカナ英語は消えて、日本人の英語が通じるんだろうか?
それまでに、日本社会は英語を話すことの必要性を、身を以て感じる状況になっているだろうか?

想像は尽きない。
鶏はなかなか揚がらなかった。

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イエーテボリ日記218 秋休みおしまい

日曜日 たぶんくもり

1104_icecreamshop 秋休み最後の日曜日。朝寝坊して家から一歩も出ずに過ごす。

千秋さんが送ってくれた太極拳の本とDVDを見ながら、姿見をそばに立てて、「八段錦(準備体操のようなものと思われる)」をやってみる。
「気を丹田に沈める」とかいうフレーズに触れるだけで、もう新しい健康が手に入ったような気分になる私。天を押し上げるように体を伸ばすとか、右を見ながら左足裏を意識するとか、見よう見まねながら、とっても気持ちが良い。

午後、練習。
だいぶ久しぶりに、家の電子ピアノを弾く。
最近セッションしたときの録音も聴く。

T君の部屋を、一緒に大掃除。
「これもういらんやろ?」「いる」の応酬に続き、まだめっちゃくちゃ散らかっているのに、窓際に飾り付けのようなことを始めているので、「飾らんでいいねん!」と思わず怒鳴ってしまった。
最後には自分で納得いくように、しまい方を工夫していたのは、よかった。
明日からまた、元気いっぱい学校に行けますように。

さて、T君のアイスクリーム・ショップにはいろんな味がある。
北欧らしく「りこりす('ラクリス'とも言う、昨夜の来客は、持って来たキャンディを旨そうに食べてみせた)」味があるほか、「ワイン(赤も白もある)」、「ブルーチいづ」くらいまでは試したい。「にく」?!「みず」?!
桃色アイスの「はーと」味は、食べると「ラブになる」そうです。

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イエーテボリ日記217 文化あれこれ/GOTOKU

土曜日 小雨

Chiaki 留守中に届いた郵便物を近くのスーパーへ取りに行く。
東京のシンガー;小笠原千秋さんから。
http://www.chiaki.be/

日頃の体調管理について相談したところ、太極拳への導きの本と、千秋ねえさんお気に入りの海苔、DVDを送ってくれました。海苔のパッケージを見て、ライブが終わって千秋さんちで、作りながら食べながら、その日のライブのビデオや音源を聴いた日々を思い出した。
美味しい物をいっぱい知ってて、飲んでも飲んでも翌朝はすっきりしてて、常に目が輝いている千秋さん。音楽家として、女性として、彼女から学んだことはたくさんあります。

千秋さんとのデュオ・ユニットGOTOKUとしては、現在ライブ休止中ですが、それぞれに音楽を作り続けています。アルバム2枚は発売中、試聴も出来ます(宣伝!)。
http://www.gotoku.info/

そのうち、ひょっこりと演奏をすることになると思います。ですよね千秋さん?

*******
夕方、旦那様のスウェーデン語の先生が、日本人女性の彼女を連れてやって来る。
なんちゃってイタリアン・フードで迎える。
I先生は2年間、心斎橋に住んでいて、心斎橋が恋しい、心斎橋で髪を切ってほしい、などとおっしゃいました。
彼女(junkoさん)はデンマークに住んでいて、ふたりはその中間的言語で意思を交わし合っていて、私たちは英語を共通語として会話する。

文化とは本当に面白いものです。

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イエーテボリ日記216 イタリアからスウェーデンへ帰国

金曜日 晴れ

ベネチアよりミラノを経て、スウェーデンはイエーテボリへ帰国。
マルペンサ空港にて遅い朝ご飯。空港のカフェでさえ、美味しい。
1102_3
各ブランドもいわば本場。まばゆいショーウィンドウを見ながら、「そろそろ丈の長いダウンが要るかな」と言うと、「あら、イタリアで買えばよかったのに」。
・・って、そういうことは、もっと早く言ってくれなくちゃ困ります、旦那様!!

コペンハーゲンで乗り継ぎ、さすがに見慣れたランドヴェッテル空港のバス乗り場に着くと、随分冷え込んでいる。
そして、今やはっきりと「ほっ、帰って来たなあ」と感じる。
1102_2
晩ご飯、麻婆茄子を作りながら、旅のあれこれを思い出す。

従弟のたくちゃん、7つもの店の製造部門を管理しながらも、やっぱりお菓子やパンを作っているときが一番楽しくてしょうがない、今も自分でもたくさん作る、と言っていたこと。

ミラノでもベネチアでも、みんな、挨拶のトーンとテンションがちょっと高めだったこと。
「グラッツェ!」「プレーゴ!」
ちなみにイエーテボリの挨拶も、トーン高め。
ぽんぽんっと明るく挨拶を交わすのは、気分が良いものです。

それから、イタリア風 (*あくまで個人的な印象に基づきます) の食生活で、いいなと思ったこと。

朝;タルトやケーキなど甘いものを食べることが多い。お酒を飲んでもよい。
昼;パスタ。もちろん飲んでもよい。
夜;まずは食前酒を楽しみながら、おしゃべりして、たっぷりだらだらする。
その後、夕飯が待ち遠しくなったところで、野菜や魚介類の素材を生かした料理を頂く。
最後には、消化を促すため、忘れずにグラッパを飲んでおくこと。
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イエーテボリ日記215 まれな経験;ベネチア最終日

木曜日 大満潮と雨

1101_1 楽しかったベネチア旅行も最終日、まずはミラノに戻る日。

中央電車駅までは、ちょっと贅沢して水上タクシーにでも乗ろうかしらん、などと考え、
早朝には大水警報(5段階中の4段階、ディミニッシュコード風の不穏な音が積み重なる)が聞こえたものの、ここ2、3日と同様に10時頃には水も引くだろうと甘くみてた。
小さいながらもバスタブがあるホテルで、悠長に朝風呂など入って、チェックアウトに行くと、
「水位が上がっていて、橋の下をくぐれないためタクシーはない。考えられる方法は、長靴を買いに行くか、駅までこれを履いていくこと。一足8ユーロよ。ボクの分はサービスしてあげる」、とのこと。
1101_2
私たちにとっては、今までに経験のないピンチでしたが、ベネチアのひとたちは落ち着いています。自然を受け入れている感じです。

3人でざぶざぶと駅まで歩きました。
途中なんどもブーツがぬげそうになるT君!
重いスーツケースを肩にかついで、みなを誘導する旦那様!
電車の時間、迫る!

私のブーツもこれまでか!と思いきや、ビニール袋製レインブーツがなんとか駅まで持ちこたえ、無傷。

駅でそのビニールを脱ぎ捨てていると、「頂戴ちょうだい!」と飛ぶようにもらわれていきました。

無事ミラノへ戻る。来たときと同じホテル。

ファッション都市ミラノで、話題になっている'10 Corso Como'へ。

セレクトショップは素敵だったけど、欲しいものは買えないものばっかりだったので、だんだんつまらなくなる。
写真展 'PETER LINDBERGH -KNOWN AND "THE UNKNOWN"-' を見る。

1101_6_2 18時にはお腹がぺこぺこでしたが、夜の遅いイタリアでは、たいていのレストランは閉まっていて、やっと19時を待って目当てのレストランに行きました。

T君が、そこそこ落ち着いていてくれたので、いつもより少し上品な雰囲気のレストランで、ミラノ風カツレツ、ベネチア風レバーなどを食べました。

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イエーテボリ日記214 それぞれの土地、それぞれの道

1031_market21031_market0 水曜日、ベネチア3日目。晴れのち雨。

昨日同様、あちこちで、足下が水浸しになっている街を、ホテル近くのリアルト橋付近の魚市場へ。
レストランの仕入れと思われる人、地元の人たち、観光客で賑わっています。

昨夜、たくちゃんとベティさんがふるまってくれた手料理でも、新鮮なタコやイカなどをご馳走になりました。

1031_market31031_market4グリルしたものを、オリーブオイルとニンニクと塩に漬けたシンプルな料理が、とても美味しかった、たまねぎとチコリを合わせたような味の野菜;ラディッキオを市場で発見。今が旬なんだって。
1031_market1 地元の知る人ぞ知るお店に、たくちゃんに連れて行ってもらった昨日までとは違って、流れと勘でレストランに入ってパスタを食べる。それもまた楽し。

絵はがきと切手とミニカーを買う。10.8ユーロのところ、勘違いして10ユーロ札と8ユーロ分の小銭を苦労して勘定して出すと「Oh,no!」と、間違いを正してお釣りをくれる。
アホな観光客にも誠実なベネチアのお店やさん!あなたには金の斧をあげましょう!

夕方、また、夕飯をよばれる。
たくちゃんはまだ戻ってなくて、ベティとミミとアルトが迎えてくれる。
食前酒タイムを充分に楽しんだ頃、たくちゃん帰る。

今夜は数年に一度の大水になりそうとのことで、たくちゃんは夕飯が済んだら、またお店に戻って待機するそうでした。
こんな忙しいときにごめんねというと、「いや年中忙しいけん」。

1030_mimi 思うに、旅の醍醐味とは、やはりその土地で暮らすひとと会って、話すこと、食べることではないだろうか?

今回の旅では、ベネチアの街の美しさもさながら、13年前に夢を抱いてイタリアへやって来て、いきいきと歩み続けるたくちゃんと、そこで出会った優しさと才知に溢れるパートナーのベティさんと、いろんな話が出来たのが、何と言っても楽しかった。

たくちゃんは「ラッキーだった」と、軽く笑うけれど、この土地で自立するために大変な努力をしてきたことは間違いない。本人は努力とか、苦労とか思ってなさそうだけど、言葉を完全にマスターすることだって、意思がなければ出来ることじゃない。

おなじ福岡で育った私たち、短いながらもスウェーデンに住んでみて、とても共感できたのは、多様な価値観をもつひとたちの中に身を置くことは、より自分を豊かにしてくれる、と感じる、という話でした。

そして、料理だって音楽だって、なんだって、話に聞くのと、実際に経験するのではだいぶ違う。
自分で道を拓いて掴んだものが、たくちゃんの自信のようなものになって、彼を輝かせていると思いました。

超多忙のなか、温かくもてなしてくれた二人。
どうかいつまでも幸せに!

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