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イエーテボリ日記121 旅帰り

0725_sun2 月曜日。雨、一時晴れ、あと曇り。

この2週間、旅の間ずっとお日様と一緒だったのに、先日パリから帰った夜も、昨日ロンドンから帰った夜も、やっぱりイエーテボリは小雨。
なんかあまりに「やっぱり」で、笑っちゃう。
写真はロンドンで。

昼頃までたくさん寝たあと、旅の片付け、洗濯、空っぽの冷蔵庫を満たすべく買い物など。

旅の思い出とは不思議だ。
昨日のことでも、既にぼんやり見えたり、逆にその時よりはっきり見えたり。
そして、満たされたような、寂しいような気分になる。

晩ご飯;焼うどん、みそ汁、木いちご、サクランボ

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イエーテボリ日記120 イエーテボリ、ただいま。

コベントリーから再びロンドンへ。T君サービスのため、動物園に寄り道した後、スウェーデンはイエーテボリに帰宅。
セキュリティが厳しくなっているせいか、飛行機が随分遅れており、家に着いた時には日付が変わって、月曜日だった。

写真はHyde Parkの思い出より。
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イエーテボリ日記119 サッカー観戦で初の感涙

土曜日、晴れ。

ロンドン五輪開幕。コベントリーにて、女子サッカー:日本vsスウェーデンを観戦する。

スポーツ音痴の私ですが、今日という今日は、気づけば観戦に引き込まれ、終わったときには喉痛かった。
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昨夜の開会式で、選手たちが被災地の子ども達から送られたメダルをお守りに持っている、と分かったときから、自分の気持ちが熱くなっていくのを感じていました。

今年の五輪に参加する日本の選手達には、複雑な思いや葛藤、そして心からの祈りがあると思います。

いざ、選手たちを目の前にして、彼女達が今、どんな気持ちでこの戦いに望んでいるだろうと思うと、もうそれだけで胸がいっぱいになってるあたりは、やはりスポーツ観戦のディレクションがズレているのでしょうか?
0728_sap_sw 0728_sup_ja とにもかくにも、私は今スウェーデンという国に、大変お世話になっていながら、めっちゃ日本を応援してしまった。
勝負は引き分けでしたが、試合後の両チームの選手の姿と、会場からの惜しみない声援を体で感じて、「スポーツというのはなんと美しいものか!」と感激して帰りました。

今回、ロンドン訪問のきっかけをくださった、旦那さん友人の研究者Yさんご夫妻、T君と同い年の女の子Kちゃんとも、とても楽しい時間を過ごすことが出来て、とてもよい一日だった。

明晩、スウェーデンに帰国したら、我が家の長い夏休みもそろそろ終盤です。
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イエーテボリ日記118 Coventryへ

明日のなでしこ応援のため、ロンドンからコベントリーへ移動。
電車の座席に、赤と青の耳みたいのが付いてて可愛い。
To_coventry 夜9時。開会式をホテルのテレビで見る。
0727_opening2日本の選手団の入場では、「選手達は、津波のあった被災地の子供たちががれきで作ったメダルをお守りに持っている」とのコメントが流れました。

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イエーテボリ日記117 HYDE PARKの鳥たち

Hyde_shape 木曜日、晴れ。

終日、Hyde Parkにて過ごす。

午前10時、公園内のSerpentine Galleryに、YOKO ONO / TO THE LIGHTを観に行く。

彼女の作品から私が感じるものは、「愛」に尽きる。

外にあった作品「Play It By Trust」に腰掛けて。
Yokoono_outside お昼、公園側のScience Museum。4Dなるもので月へ行く。アポロが月に着陸した時、私は生まれた。
さらに多数のスクリーンに囲まれ、ホルストの「惑星」を聴く。
「木星」は中学校のときブラスバンドで演奏したことがあったのだが、こんなにもはっきりと自分の中にメロディが刻まれていたのは、驚きだった。

午後、買い物に出掛ける旦那さんと別れ、T君と公園内でブーメランする。
全然思ったように出来ない。店員さんは10分で出来るようになりますよ!と言っていたのに。

鳥を眺めて帰る。

朝9:30。まだお席に余裕がございます。
Hyde_oseki2 午後 5:00。ただいま満席となっております。
Hyde_manseki 旅先でひたすら近所をぶらつくのは、好きな過ごし方。

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イエーテボリ日記X ロンドン番外編

玩具屋にて、国際試合。
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最後は一対一。

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イエーテボリ日記116 ロンドンの赤

水曜日、晴れ。
TATE美術館など。ロンドンでは、よく赤が目にとまる。
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イエーテボリ日記115 Hyde Parkそばに滞在

0724_bayswater 火曜日、晴れ。夕刻の便で初めてのロンドンへ。

イエーテボリから飛行機で2時間。コペンはもちろん、プラハもパリも時差無しだったけど、ここでは1時間、時計の針が戻る。ロンドンから見ると、日本の人たちは8時間先を歩いていることになる。

目当てのコンサートのある旦那さんは、LHR空港からロイヤル・アルバート・ホールへ駆け足で行ってしまう。T君と私で荷物を受け取り、路線図と地図を片手にホテルへ向かう。

ICOCAみたいなカード;Oyster Cardを購入して地下鉄に乗る。車両が小ぶり。ラッシュアワーに入ったのか、山手線ばりに混んできて、すっかり汗だくに。

ホテルはHyde Parkのすぐ側、最寄り駅のBayswater駅付近は、パブなどのほか、イタリアン、日本料理、タイフードなどよりどりみどりだった。T君のご希望に従いフィッシュ&チップスと、中華をテイクアウト。時すでに21時。
間もなく旦那さんも満足顔で帰ってきた。チケット売切れのところ、たまたま一枚余っているという家族に売ってもらったのだそうだ。
0724_post それにしても、T君がどんどん頼りになってくる。
道を覚えるのが得意だし、スーツケースもよく引いてくれる。
会話も一人前になってきて、息子というより相棒のような感じがすることも。
こんなんでいいんかな、私、母。

ちなみに、母子ふたりで歩いていると地元のひとっぽく見えるのか、今日は二回も道を尋ねられた。

今夜は久々にバスタブがある部屋で嬉しい。
二人の寝息が聞こえてきた、さあゆっくり入ろ。

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イエーテボリ日記114 旅は続いてロンドンへ

月曜日、曇り。

先週の旅を荷ほどき、お土産を披露、洗濯など。
やたらと眠くて、日中に2回も寝てしまう。

ひさびさに家の電子ピアノに向かって、ヘッドフォン付けて弾いていると、勉強中のT君から苦情が来た。知らず知らず、鍵盤のぱこぱこ音が激しくなっていたようだ。

******

先週水曜から日曜日まで、家族に「夏休み」をもらってパリに滞在してきました。
Paris_kaolin
約8年ぶり、3度目の訪問となったパリの街は、無理に新しくあろうとするのでもなく、かといって古いものにしがみつくでもなく、さらっと私を受け入れて、街の一部にぽんっと私を置いてくれた。その空気はとても心地よかった。

遠く離れたこの街も、当たり前だけど、毎日呼吸して生き続けているんだなあ。

0719_1 旅の間、自分がこれから歩む道について考えることが多かった。

私は、母で、妻で、娘で、嫁で、音楽家で、日本人で、そしてもちろん一人の人間だ。

何かまとまった考えに至ったわけではないし、今ここに書く術はないのだけど、ただ、この5日間の旅を、私が心から望んでいたこと、そして実際、それは特別に貴重な時間であったことは、間違いない。

日記に欠番が生じている点は、どうかご容赦ください。

せわしないですが、明日から日曜までロンドンに家族旅行、行ってきます!
旅は続く!!

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イエーテボリ日記108 跳ねる

火曜日 晴れ

0717_jump 9月に来る両親が行きたいという運河旅行について直接問い合わせるべく、オフィスを探すものの見あたらず。

住所に近いと思われるある釣具屋さんに入って尋ねると、「んー知らないなあ。ホームページを見てみよう。」とか言って調べつつ、結局オフィスに電話までして場所を教えてくれた。

一部始終をだまって見ていたT君も、釣具屋を出るなり「親切なひとでよかったね」。
ほんと親切なひとでよかったよ。
釣りに興味あったら、なんか買いたいとこなんだけど。

たどり着いたオフィスの人もとても親切だった。
当たり前だけど、ここはスウェーデンなのであって、英語で細かいことを話すのは大変みたい。でもみんな一生懸命に説明をしてくれる。

用事を終えて、近くのレストランで遅い昼食。
T君が頼もしくなってきたので、デートしてるみたい。
私は赤ワインで彼はアップル・ジュースだけど。

公共スペースに設けられたトランポリン。
私も跳ねてみたところ、とても気持ちよかった。
ちびっ子がどんどん加わって、T君調子にのるうち、脇腹を派手に擦りむいた。

「そのかわり勝ったけどな!」。強がりだなあ。

夜、親子丼とみそ汁。

かけ算九九、三の段に進む。
漢字「紙/時/寺/思う」など。
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イエーテボリ日記107 旅帰りの月曜日

月曜日。くもり、一時雨、のち晴れ

朝寝坊。すでに旦那さんは仕事へ出掛けてる。
旅の片付けほか。

洗濯、掃除、T君のお勉強(漢字;『姉/市/算/作』などと、かけ算九九の二の段)。

福岡の両親が9月に遊びに来るとのことで、旅程の検討など。

買い物行く途中で雨。雨宿りがてら近所の店でホットドッグ昼ご飯(ここでは英語は通じないので身振り手振りで)とする。

買い物(ポケモンカード、歯磨き粉、Tシャツ、髪をまとめるゴム、お酒など)と、街のインフォメーションセンターで、両親に頼まれたイエーテボリ→ストックホルム船旅について問い合わせなど。

夕方ひさびさに30分ほどピアノに向かう。最初に弾いた音を録る。

夕飯、帰宅した旦那さんに手伝ってもらいながらT君が作る。
ハムとにんにくのパスタ。蒸し鶏入りサラダを付け加える。

書いたまんまの月曜日。カメラずっと持ってたけど撮らず。

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イエーテボリ日記106 アビスコへ 6) 帰ってUDON

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日曜日 曇りのち晴れ

寝台列車の窓から差し込む日がまぶしくて目が覚める。
終日、電車移動。ストックホルムでの途中下車含めて、ちょうど24時間。

******

A snail was mugged by two turtles. When the police asked him what happened, he said,
"I don't know. It all happened so fast."

「一匹のかたつむりが二匹の亀による強盗にあった。警察がかたつむりに、『何があったんですか?』と訊きました。『分からないんです、なんせあっという間の出来事だったもので』」

Thomas Cathcart and Daniel Klein「 Plato and a Platypus Walk into a Bar...」より

哲学をカジュアルに語る話題の本とやらで、旦那さんには面白かったらしい。
私はジョークの挿話のとこだけ超拾い読み(しかも、たびたび旦那さんに単語を尋ねつつ)。
ブラックあるいはセクシャルなネタも面白かったけど、これ可愛い〜。

夕方、やっとイエーテボリに帰る。
たかだか住み始めて4ヶ月でも、「はあ。家に帰って来た、ただいま。」と言いたくなる。

うどんを茹でて、3人で食べる。北海道うどん?中国産?
こうしてカフェ・オレ・カップで食べるのもキャンプ的でいいけど、冬が来る前にどんぶりみたいなもの、買ったほうがいいんじゃないかな?

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イエーテボリ日記105 アビスコへ 5) 読書など

昨夜は、スウェーデンへ来て最初の絵葉書を書いた。
絵葉書好きのある方へ、「出しますよ!」と言ったくせに4ヶ月が過ぎちゃった。
日本に帰ったら、なるべく早く再会したい人のひとりだ。
Abisko_0714_reading 土曜日。妻子連れでは全然歩き足りない旦那さんに、独りで山歩きを楽しんでもらう予定が、あいにくの雨。
周りは山ばかりで、10時にチェックアウトしたあとも、17時まで宿泊施設内で過ごすほかない。

他の宿泊客も同じで、Wi-Fiルームや暖炉の側は、ノートパソコンを広げたり、電話、歓談するひとでいっぱい。

私はこんなとき、好きな飲み物とともに一日中本を読んで過ごすなんて、全然やぶさかではないのだけど、
7歳のひとはそうはいかないわけで、持て余すエナジーをめらめら横で燃やされると、「読む」という行為は、どうしても断続的になってしまう。

帰りの夜行列車は1時間遅れでやって来て、これからまた20時間以上の電車の旅。
夕飯を買いに食堂車へ行ってくれた旦那さん、「悪い知らせがある」。
ワインもビールも置いてなかったことが判明。ショック。

修行と思って寝ることにする。
本を読む。

T君が「寝れへん」と私のベッドにもぐりこんでくる。

再び本を断続的に読みながら、相手をする。
私は眠くなる。寝れへん。

とうとう「もう寝なさい!」と言ってしまう。
「そんなに強く言わなくてもいいじゃん。ぼく寝れへんだけやん。」

まったくをもってその通り。
大人のペースに合わせての旅なのだし。

宇宙で最愛の息子が、自分にとって最大の葛藤となるときが、こんな些細なことなのが我ながら大変情けない。

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イエーテボリ日記104 アビスコへ 4) 動が重なった静

金曜日、くもり。

Abisko_0713_medi2 家族3人で、昨日より少しだけたくさん歩く。
'meditation spot(瞑想の場)’で出会った男性は、3週間かけてこの山々を歩く予定が、ごく初期に相棒がケガをして骨を折ってしまい、プランの変更を余儀なくされているとのことだった。

そうだ、私には瞑想が必要だ。
と、思ったけど、隣でT君がポケモンだのおっぱいだのを語り、しまいには何故かべらんめえ調の「ハッピバースデートゥーユー♪」を唄ったりする。ここで心を空っぽにするには、まだ修行が足らないようだった。

昨日と同じ岩場に戻って昼ご飯。
今日は川の流れが激しい。
急に恐くなって、石を拾うT君を川から遠ざける。
Abisko_0713_rock1
Rock3
Rock2_2
ひとときも止まることのない水の流れと、その動きの積み重なりが作った岩は、いくら眺めても飽きるということがなかった。
景色というよりは、絵を見ているようだった。とても好きな線。

しかし、こどもってなんでスキマがあると入りたがるんだろう。
Rock1

現在、ここスウェーデン・アビスコでは24時間、日が暮れない。

昨夜はなかなか寝付けず、バスルーム(トイレと一角に設けられたシャワー;段差もなくカーテンのみ)に椅子を持ち込み、本を読んだ。
山から帰ってビール開けたら、飲み終わる前に夕寝してしまった。サウナが暖まってないので諦めて部屋で髪を洗う。

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イエーテボリ日記103 アビスコへ 3)

ホテルの朝食ビュッフェで、ついでにランチ用サンドイッチを作る(かすめとったわけじゃなく、ほかにもインスタント・スープや行動食などがセットになって、90SEK)。

リフトで雪の残るあたりまで登ってみよう。
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思ったより恐い。T君とペアでよかった。
だんだん雪が見えてきて、
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こんなんなってきて、
Abisko_0712_lift3 振り返ると旦那さんこんな感じ
Abisko_0712_lift4_2 降りるときは、ペアを外されて独り乗り。やっぱちょっと恐い。
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ミルフィーユみたいな状態になった岩場で、お昼を広げて食べました。

Abisko_0712_rock1 夕方、宿泊所で貸し切り状態のサウナに入っていると、あとから来た女性が「ちょっといいかしら?」とバケツに汲んであった水を柄杓ですくってジャッとかけました。もわっ。
フィンランドから来たというこの女性は「うちのはもっともっと熱いわよ」。

道理で慣れておられる。

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イエーテボリ日記102 アビスコへ 2)

水曜日。晴れ/くもり/ときどき小雨
Abisko_0711_1 朝起きたら、中段に寝てた私のベッドに、下段で寝たはずのT君が入ってきてる。

森森森、湖、森森森森森、湖、森森森森森森森、、、。
走っても走っても森だ。

ある大学教授が、「山や森は人を思索的にする」と話されていたが、
思索を超えて、アタマそのものが森になってきた。

2時間の遅れを含めると20時間の列車の旅だった。

駅に降り立つと、こんな景色が待っていた。
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イエーテボリ日記101 アビスコへ 1)

火曜日、曇りのち雨

スウェーデンのほぼ最北にあるabiskoという所へ旅行。

まずはストックホルムまで電車に乗ること3時間ちょっと。
T君、退屈でごきげん悪くなる。
先日のコペンハーゲンも片道4時間。
たしかにこのところ、電車に乗ってばかりだ。

ストックホルムで2時間ほど時間をつぶして、今度は夜行列車に。
0710_1 夜行列車なんて大学生のとき以来。
ベルリン行きで、ぎゅうぎゅうのコンパートメントに座ったまま、凍えそうな夜を過ごしたことを思い出す。たまたま向かいに座ったひとと、みんな寝静まった中、ジェスチャーで会話したなあ。

寝台列車となると子供のとき以来。
四コマ漫画で読んだ「いじわるばあさん」に寝台列車の一幕があったのを思い出す。
色っぽいハイヒールがあるために、下のベッドの男性が悶々として眠れない夜を明かしたとこへ、ばあさんがカーテン開けるというオチ。
0710_3 今日は狭いながらも3段ベッドと洗面台付きコンパートメント。

T君のテンションは、打って変わって上がっりぱなし。登ったり降りたり寝転んでみたり。私も楽しくなる。食堂車で飲み物など調達。

雨が降り始め、雲は広がっているものの、日が暮れる気配のない22:30。
偶然にも「ノルウェイの森」を聴きながら、スウェーデンの森の中をどこまでも走る。

23時、真ん中ベッドが故障していることが分かり、別の部屋に移動。
6人用の部屋を3人で使う。洗面台と共用シャワーは無い。
お詫びのしるしか、朝食券が付いて来る。
遠くに夕焼け。
先週金曜以来、ピアノはほんのちょっと今朝、触ったきり、これから6日間の旅が始まる。
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イエーテボリ日記100 akikoと遊んだ日

月曜日 晴れ夕方一時雨

昨晩、シンガーのakikoちゃんがツアーのついでに遊びに来てくれた。
彼女のデビュー前に何度か共演したことがあって、私がスウェーデンにいると知って連絡をくれた。0709_akiko1
夜遅くまで話し込む。お互い活動するフィールドはだいぶ違うけど、共感できることがいろいろあって面白い。

明けて今日は、イエーテボリ案内。HAGA地区を散歩してランチ、スロッツ公園、運河付近、など回って最後は旦那さんも合流して、夕ご飯を食べた。

約12年ぶりに会った彼女のことは、今日初めて知ることも多く、とても楽しかった。
このあと、デンマークでライブしたあと、ポーランドのジャズフェスにツアーだそうです。

私が誕生日と知って、プレゼント用意してくれたキャンドル。
影になっているのは、昨日私たちが落ち合ったコペンハーゲン。

殺風景な我が家を温かく照らしてくれています。
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イエーテボリ日記99 コペンハーゲン3)

日曜日、快晴。
10時半、ホテルをチェックアウトして、王立美術館うらの広い公園で行われる野外コンサート「Jazz For Kids」へ。
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ちょうど昨日知り合ったばかりのピアニスト;平林牧子さんが弾いている!
ギターボーカルの人はイスラエル出身、パーカショニストはガーナ出身ということで、それぞれの国の言葉で「おはよう」を唄うオリジナルなどを、みんなに唄わせたり踊らせたり。牧子さんも積極的に聴衆をリード。
みんなそれぞれに、のんびりと楽しんでいて、とても平和だ。

出番が終わって、片付けを手伝いながら、また少し話をすることが出来た。
学校公演などにミュージシャンを派遣する組織に登録していて、今日はそこからの派遣とのことでした。

坂の少ない街なので自転車が多く、こんなのに複数のちびっこを載せて走るパパやママをたくさん見かけます。重いんだろうな。
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もちろん、日本で自転車の前と後ろに子供を載っけてるママも、重いだろうし、こちらの人が見たらびっくりするんだろうな。

道路事情がだいぶ違いますが(たいていの歩道は自転車専用レーンあり)、こちらの方が安全な気がします。
地下鉄内にも自転車、ベビーカー車両。
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コスモポリタンでオープンな街;コペンハーゲンの空気に、ほんの少し触れることが出来ました。また来たいなあ。
イエーテボリに帰る電車(直通約4時間)のなかで、二日分の日記を書く。

夜にはakikoちゃんが泊まりに来る。同じ電車がとれず、すこし遅れてフェリーでやって来る。


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イエーテボリ日記98 コペンハーゲン2) 31時間の誕生日

土曜日 雨のち晴れ。

コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル2日目。

午後3時、ピアニスト南博さんのトリオを聴きに出掛ける。
駅からすこし外れたエリアで、倉庫が会場になっている。
私は、こういう雰囲気、好きだ。
0707_minami 南さんとは昨日初めてお話したばかりなのだが、メンバーのほか、こちらを拠点に活動される平林牧子さん、クラシック・ピアニストのえりこさんなど、デンマークで活動するミュージシャンを紹介していただく。また、日本からツアーで来ているシンガーのakikoちゃんが連絡をくれ、約10年ぶりにここで待ち合わせて再会した。

この日はベーシストがリーダーの、フリーなジャズ。気持ちよかった。
だいぶホンキートンク入ったアップライト・ピアノだったけど、南さんは水のような和音を出していた。
0707_dish 途中で伝統料理なども出てきて(ただしスウェーデンの?)、食べたり、話したり、ジンジャー・ビール(美味だけど酔わない)飲んだり。また聴く。
「今日が誕生日」と言うと、ハグしてくれる人も。

話はいろいろと広がり、有機的わくわく感が残るライブだった。

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夜、Brad Mehldau Trioへ。
チケットは、旦那様からの誕生日プレゼント。

こちらは、少々不可解なコンサートだった。
5階席まである大ホールでの、フェスティバルの中でも話題性の高いプログラムだったはずだが、演奏が始まって「???」私の知っているB.Mとはほど遠い演奏。

スタンダードとかビートルズなどのよく知られた曲を、よく言えばリラックスした感じで演奏。それでも凄いところは凄いんだけど、、なんか違うよなあ。
幅広い客層に配慮しているのか、今日はそういう気分だったのか、まさかそうせざるを得なかったのか。

しかし、ぶーたれてるのは私だけなのか、お客さんの反応は上々、拍手が鳴り止まないアンコール2回目、やっと来た!新作アルバムからのオリジナルと思われた。一音目からメンバーの緊張感がまるで違う。完全に別のトリオ。この1曲を聴くためだけに、私は90分、ここに座っていたのだ。
たしかに、「これまで親しんできた音楽」とは言えない。でも聴衆はさらに盛り上がっていたと思う。
アーティストに「こういう場では、こういう演奏したほうがお客さんのため」なんていう配慮は無用だ、と自戒を込めて(むしろ自戒のみ?)感じる。

なんか煮え切らない気分のままホテルへ帰る。スーパーでワインとパック入りローストビーフ購入。スウェーデンでは、スーパーには3.8%以上のアルコールは置いてないから、私には便利でありがたいことだ。

部屋にはこんこん狐が2匹、まだ起きてた。
ブロックのLEGO本店とチボリ公園を楽しんだそうです。

ふたりから、カードと「ゆで卵たて」を贈られる。
0707_card
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一昨日くらいから、フェイスブックやメールで「誕生日おめでとう」メッセージをたくさん頂いた。嬉しいプレゼントだ。今年は、時差含めて31時間の誕生日となった。

そしてもうひとつ、私にとって、大きな誕生日プレゼントとなったこと。

日本時間の夜7:30(こちらは昼12:30)、UST(ユーストリーム)で、神戸Big Appleで行われた、画家の山口和也氏による「KAKIAIKKO#7」のライブ中継を見ることが出来た。お相手は、イエーテボリから一時帰国したばかりのギタリスト市尾優作氏。

大好きなBig Appleでのライブが見れただけでも嬉しかったのに、
ライブが終わってUST上で「おめでとう」の声をもらったのは本当に嬉しかった。

今、ホームから遠く離れたところに居て、家族以外と接触がない日などは、まるで孤立しているように感じることもある。
だけど私はひとりじゃない。大切なふたりの家族がいるし、誕生日と聞けばハグしてくれる新しい友達もいる。
日本には親をはじめ、私のことを思ってくれる人たちがいる。そして帰ったら演奏する場所があるんだと思えた日でした。

あのひとのおかげ。
音楽のおかげ。

あらためて
この場を借りて、感謝します。
みんな、ありがとう。

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イエーテボリ日記97 コペンハーゲン1)

金曜日。電車に乗ること4時間。コペンハーゲンへジャズ・フェスティバルを聴きに2拍3日の旅。

15時。国立美術館での公式オープニング・アクトへ。
エントランスでの演奏、フリーな感じ。かなり熱い!
Cph_0706_entrans 偶然、ピアニスト南博さんにお目にかかることが出来た。

奥ではVijay Iyer (p) Trio、すごく面白い。
この人たちの拍子感覚、超絶。
T君がごにょごにょ言い始め、途中で席を立たざるを得なかったけど、館内をうろうろしながら耳を澄ます。
Cph_0706_opening
タイ料理をテイクアウトで買ってホテルに戻って、21時、今度はJAKOB BRO (g) を独りで聴きに行かせていただく。
Cph_0706_bro ここも美術館だろうか。残念ながら生演奏はなかったのだけど、リリースされたばかりのヴィジュアルとのコラボ作品を観たり聴いたり出来た。

抽象的なヴィジュアルも、音と一体的でよかったけど、
でも私が面白いと思ったのは、レコーディング風景を撮った映像。

それは風景の記録じゃなくて、これを撮っているひとは、音を聴きながら、演奏者を見ながら、このひともどんどん何かを作っているな、と感じられるものだった。

なんかが行き交ってる。ぞくぞくする。

******

最近私は、以前より独りで弾くことが楽しく思えている。
(ま、独りで弾くしかないんだけど)。

でも、やっぱり人と演奏するのは、何にも代え難い喜びだ。

独りでの演奏は、どこまでいっても独りで、なにも混じりようがない。
ただ流れ出るまま。ある意味ノー・ストレス。
その世界は決して狭いわけじゃなくて、自分でも知らない世界を旅することも出来る。上手くいけば。

人と演奏するときは、いろいろ混じる。
濁ったり、にじんだり、ふくらんだり、押しつぶされることもあるし、予期せぬどっかに飛んで行ったり。

でもそれが互いにとって気持ちよかったり、何かを交換したりしたなと感じたとき、演奏が終わった瞬間に共演者と自然に見つめ合いたくなるし、帰りにはハグしたくなる。

Cph_0706_nakasu
Cph_0706_arashiyama
なんて思いつつ帰り道。
ここは博多の中州か?
はたまた嵐山か?「乗ってきます?」

マダムの高らかな笑い声が立ち並ぶオープン・レストランから響き、イエーテボリよりすこしヨーロッパ寄りに居るんだなと感じました。

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イエーテボリ日記96 Neoの誕生日

階下のNeoの誕生日。朝からとびきりはしゃいでる。
私が寝てる部屋に飛び込んできて「Sorry,sorry!」とT君連れて出て行った。

午後、急に階下はひっそりとなる。

夕方。ぞろぞろと人がアパートの階段を上がって来る!
かもんかもんと言ってくれるので、少し経ってからワインを持ってお邪魔する。

親戚がいっぱい集まっていて、私が行ったときはディナーのあとのケーキタイムだった(T君はもっと前からいて夕飯もちゃっかりご馳走に)。

Neoがみんなを集めて、その前でプレゼントを開けてお披露目。きのう話してくれた通り、新しい自転車、サッカーのゲーム盤、服、本、マリオのぬいぐるみなどなど、たくさん。T君からは先日私の両親が送ってくれた日本のコインセット。

Neo_birthday2 おばあちゃんの手作りケーキを前に、
スウェーデンの誕生日ソング、Ja, må hon(han) leva!「ヤー モ フン(ハン)レーバ」をみんなで唄う。

「彼(彼女)は100歳まで生きるさ!」というような意味らしい。

私たちが唄ういわゆる「Happy birthday to you〜♪」に比べて、かなり威勢のいい感じです。
極めつけは最後の「フロー!フロー!」というかけ声。歳の数だけ言うのかと勘違いしてたら、Neoの従兄弟にあたる大学生が、もともと普通は3回、ロイヤルファミリーだけが4回だったのが、今はみんな4回になってるんですよ、と教えてくれた。私の理解が間違ってなければ、ですが。

YouTubeで見つけた可愛いバージョン。
http://www.youtube.com/watch?v=QITWYRNjNog

Neo、君が10歳になった日に立ち会えて嬉しい。すばらしい一年になりますように。

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イエーテボリ日記95 DS仲間。

0704_ds 水曜日 晴れ。

朝、T君、Neoに起こされる。旦那さんはすでに仕事に出掛けていて、3人で朝ご飯。
Neoは明日が誕生日で、お願いしてるプレゼントなどについて話してくれる。
3人ともパジャマなのが妙に幸せ。

DSゲームは買わないと決めていたのに、こっちであっさり買ってしまった。
テレビもなくて、T君が私のノートパソコンで、激しくキーボードを押しながらゲームするので、危険を感じたからです。
これ壊れたら、私すごく困る。

全然よい親とは言えませんが、NeoともDS友達。
午後には、日本から来ている、同じくDSフリークのR君の家に預かってもらってDS。

RママやNeoのおかげで、その間ピアノに向かう。

夕方迎えに行くと、別れ際は男子ふたりで組合いながら「明日もあそぼうぜ!」。
つながりのきっかけなってるならいいかも。と思うことに。

R君は運河を超えた向こうに住んでいて、河岸では水着で横たわる人をたくさん見かけた。中にはトップレスも居るとのこと。うっかりカメラを忘れてしまってすみません。

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イエーテボリ日記94 人と会って話すということ

午前中、T君をDS(ゲーム)に子守りさせつつ、掃除と洗濯。

はたと、もう12日間まともに人と会って話をしてないと気づいた。家族と、お店屋さん、階下のニオママと1回うちで話したきりだ。
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さすがにこれでは心身に悪かろうと思い、急きょ日本に帰らないと言っていたママ友に電話して遊ぶことにした。
もう一組の親子とスロッツガーデンで遊んでいるとのことで、合流させていただく。

子ども達を遊ばせながら、ママトークに花が咲く。

異国で小さい子供を育てながら暮らすことの大変さ。
生活の細々した不便。
旦那様ももちろん大変と思うけど、家事と育児を担う主婦の大変さ。

在住2年以上のひとりのママは、二人目が臨月に入った妊婦さん。
スウェーデンでの出産を含む医療事情は、日本のそれとは相当違うと覚悟したほうがよさそうでした。
夏のこののんびりモードと休みの過ごし方の違い、そして冬の厳しさについてもくれぐれも覚悟(寒さはもちろん、ノロウィルス、流行りまくるらしい、、)。

情報交換は大事。
自分では上手くやってるつもりでも、知らず知らずに小さな大変さが積もっているんだなと素直に思えたし、話すことが出来ました。

遅いランチのあと、ちょっとT君をお願いして、これから続く旅に備えて1時間ほど買い物に行かせてもらう。

夕方、再び合流すると、T君たくさん遊んで満足そう。 家でだましだましピアノ練習も必要だけど、やっぱり親子とも外に出なければなあと思いました。

もちろん、人と会ってばかりも、それはそれで大変なわけで、人間って、なかなかやっかいなものです。ハムスターはどうなのかな。

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イエーテボリ日記93 ハムスターと蕎麦、来る

Neo_and_hum 朝、顔を洗っていると、階下のニオが洗面所に顔を出した。
家で飼っているハムスター(と彼らはいう)を、連れてきて見せてくれた。
可愛い、そろそろとなでなで、なでなで。もいっかい、そろそろ、なでなで。

でもハムスターなら、えらく大きいなと思いました(なんか違う動物なんじゃないかと疑っている私)。
名前はどうしても覚えられなかった。ムシュ、マシュ、モシャ?

とても良い遊び相手のニオですが、もうすぐギリシャへ5週間のバカンスに行ってしまうのです。
「Tが寂しくなるから、ハムスター貸そか?」とミッキ(パパ)が言ってたらしい。いやいや、生き物は借りれないです。
Soba_hoka 日本から荷物が届く。
実家にリクエストしていた、お蕎麦、お茶、羊羹、開拓おかき、ポケモンカード、母手製のスポンジなど。
こちらにあるものを美味しく頂くのが一番ですが、やっぱときどき、こういうの食べたくなる。特に、お蕎麦は気に入って取り寄せていたものなので、嬉しい。
なぜか日本のお金(コイン)が入ってた。なつかしいと思ったのかな?

お父さん、お母さんありがとう。

T君の喜ぶ顔も、早速スカイプに乗っけて交信しあう。
手術した膝が順調に回復しているらしく、9月には遊びに来れそうと、嬉しそうな父の顔も見れた。
遠いといえば遠いし、近いといえば近い。

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イエーテボリ日記92 歩きつづける

7月1日(日)晴れのち雨。
0701_2 イエーテボリ滞在が4ヶ月目に入りました。

全体には順調ですが、当然ながら調子の浮き沈みはあります。

ここのところは、なぜか浮かない気分になりやすい。

こんな刺激に溢れた初めての環境に、家族と一緒に身を置くことが出来て、しかも1年したら日本に帰ると決まっていて(企業の転勤で来てる人の中には最低で4,5年滞在とか、見通しのたたない場合も)、今を楽しむ以外ないのに、おかしなことです。

今日は、自分を出来る限り、上空の遠くから見る努力。

4月から5月にかけては、ほとんど何も持たずバタバタと出国して、きょろきょろしながらとりあえず日々の生活を整えた。頼もしいことにT君の学校生活は快調な滑り出し。私も何人かのミュージシャンと交流したり、ライブに足を運んだり出来ました。

生活のリズムが整った6月半ば、小学校が2ヶ月の夏休みに入り、家にいる時間と家族で過ごす時間が増えました。街もクラブも夏休み色が濃くなるし、何人かの日本人の友達も一時帰国しちゃった。インターネットなどのおかげで、日本にいる友人たちとも交流できるし、社会や音楽シーンも俯瞰できる。でもやっぱり実際にそこに居て、会ったり話たりするのとは全然違う。

こちらに来て、いろんな人に会って、自分の生き方について考えることも多いです。
ストレスという言葉は好きではありませんが、なんらかの葛藤のようなものを感じていることは確かです。
0701_1 夕方散歩する。イエーテボリは美しい街だ。
ただでさえ、人が少ないのに、ますます静まっている。
0701_3 来年春まで日本に帰国しない我が家では、この夏休みに先週のプラハに続き、コペンハーゲン、スウェーデン北部、ロンドンへの旅行を、旦那さんが計画をしてくれていますが、その合間に私がひとり旅に出ることに賛同してくれました。

家族はチームであり、うちはまだ小さいメンバーを含む3人家族。

チームを離れて「旅にでも行ってきたら?」と言ってくれた旦那さんの度量に、感謝したいと思います。
深夜、パリへのフライトとホテルを予約。
以前に「この街だけは金輪際、独りでは来るまい」と思った、至る所で恋人たちが愛を交わし合う街。
どちらかというと寂しい気分なのに、なんでそんなとこをまた選んだのか、自分でもよく分からない。
0701_5 私はもっとしっかりしないと、とも思うし、
がんばらなくていいから、普通にただ歩き続けるって結構難しい、とも思う。

節目の日なのに、さえない日記になりましたが、この一年をあとで振り返った日のため、今日の気分そのまんま。この日があったからこそ、と思えるように。

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